【たった1分!末端からくる「底冷え」対策】脚の冷え・だるさ・こむら返りを防ぐ、ふくらはぎエクサ


寒い日が続き、体の末端、特に足元が芯から冷えてしまいますよね。冷えを放置していると血行は悪くなる一方で、脚のだるさが慢性化してしまいます。放置していると夜中に脚がつりやすくもなるので1回1分のエクササイズで対策をしておきましょう。
末端が冷える理由
冬は体中が冷えてしまいますが、中でも冷気がたまる足元は一番冷えにさらされるパーツです。皮膚が寒さを感知すると、脳は体温を一定に保つための指令を体に出します。体の血管を縮めて皮膚の表面温度を下げることで、体の熱が外に逃げ出さないようにしたいのです。そして、重要な臓器を守るために体の中心温度を一定に保とうともするため、末端には血液が流れにくくなってしまいます。
ふくらはぎの冷えと血行
また、冷えにより脚の筋肉がかたくなると、全身の血流の要とも言えるふくらはぎの筋ポンプ作用が衰えてしまいます。

ふくらはぎの筋肉が適切に動くことで心臓から送り出された血液は再び心臓へと戻っていくため、この機能が衰えると血行不良になり、むくみやだるさなどの症状を引き起こしてしまうのです。
冷えとこむら返り
「こむら」とはふくらはぎのことを指し、ふくらはぎが突然つることをこむら返りを呼びます。こむら返りはふくらはぎの筋肉が異常に緊張しすぎてけいれんを起こしている状態で、寝ている間や運動中に起こることが多いです。冷えると血行が悪くなり筋肉もかたくなるため、寒い季節はこむら返りが起きやすくなってしまいます。
冷える脚のトラブル対策
冬の脚トラブルである冷え・だるさ・こむら返りを予防するためには、ふくらはぎをたっぷりと動かす必要があります。

足首を曲げる背屈でふくらはぎの筋肉を伸ばし、足首を伸ばす底屈でふくらはぎの筋肉を縮めることができるため、この動きを繰り返して筋肉をしっかり伸び縮みさせましょう。その際に、足指の動きも加えることで足裏の筋肉の状態が良くなり、足裏から繋がるふくらはぎの筋肉の状態も良くなります。
さらに、膝の曲げ伸ばし動作も行うことで前もも、もも裏も使われて股関節に刺激が入ります。

股関節には鼠経リンパ節という大きなリンパ節があり、ここが滞ると下半身全体のむくみに繋がってしまうため、股間節も一緒に動かして効率良くケアをしましょう。
〈やり方〉
1)椅子に浅く座り、足は腰幅に開いておく。

2)左のかかとを高く上げてセットし、「膝を曲げた状態で床につま先タッチ×膝を伸ばして床にかかとタッチ」を繰り返す。

3)スタートポジションに戻り、左のつま先を高く上げてセットし「膝を曲げた状態で床にかかとタッチ×膝を伸ばして床につま先タッチ」を繰り返す。
4)反対側も同様に行う。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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