40代・50代のたるんだ背中に効果あり!脊柱起立筋・僧帽筋を鍛える〈背中のはみ肉〉解消エクサ
自分ではなかなか気づかないけれど、背中は加齢と共にたるみやすい部分です。今回は、「背中の肉がつまめる」「ブラが食い込む」など、40代50代の背中や脇のはみ肉解消にフォーカス。効果的に引き締めるエクササイズのご紹介です。道具なし!立ったまま自重でできるので気になる人は早速やってみませんか?
背中がたるむ原因とは?
背中に脂肪がたまり、たるんでしまうのはなぜ? 考えられる原因をチェックしてみましょう。
加齢や運動不足による筋肉の衰え
背中の筋肉は、日常では意識しないとなかなか使われない部分です。そのため、加齢や運動不足により筋力が衰えると、脂肪が蓄積しやすくなります。その結果として背中のたるみにつながるのです。
猫背など、姿勢の乱れ
デスクワーク、パソコンやスマホの長時間使用、その他、普段の生活で猫背気味の人は背中の筋肉が硬くなり、肩甲骨の動きも鈍くなります。脂肪は、動かす頻度が低い部分からつき始め、同様に、筋肉は使われない部分から衰えます。猫背や乱れた姿勢が続くことが体型の乱れに繋がり、ぽっこりお腹や背中がたるむ原因に…。
基礎代謝の低下
背中にはたくさんの筋肉があります。加齢や運動不足による筋力の衰えとともに、全体の筋肉量も徐々に減少することで、基礎代謝の低下につながります。エネルギーが消費されにくくなり、結果、余ったエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうのです。背中に溜まった脂肪は徐々に脇や二の腕に流れ出し、体型の乱れや老け見えの原因となるハミ肉になるのです。
背中・脇のはみ肉解消!脊柱起立筋・僧帽筋を鍛える立ったままエクサ
今回のエクササイズでは、主に、背中にある2つの筋肉、脊柱起立筋と僧帽筋にアプローチします。
脊柱起立筋は、背骨を支え、姿勢を整える役割があり、背骨の両側に縦に長く伸びる筋肉。僧帽筋は、首から肩、背中上部に繋がり、肩や肩甲骨の動きに関わるひし形の筋肉です。
やり方
1)足を腰幅に開いて立つ
2)膝を軽く曲げ、上体を少し前傾させる。背筋を伸ばして両手を肩の高さで大きく開く。軽く握りこぶしを作り、手の甲を上向きにしておく
3)肘を伸ばしたまま背中に意識を向けて両腕を引き上げ、肩の高さにもどす(上下の動きを10回繰り返す)
ポイント
腕を引き上げるときは、肩甲骨を寄せながらできる範囲でなるべく大きく動かしましょう。背中が丸くなると、引き締めたい脇や背中に刺激が入らなくなります。
背中をしっかり伸ばしたまま行うことが一番大切なポイントです。加えて、呼吸も忘れずに!無理をせずに自分のペースで続けましょう。結果は後からちゃんとついてきますよ。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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