40代・50代のたるんだ背中に効果あり!脊柱起立筋・僧帽筋を鍛える〈背中のはみ肉〉解消エクサ  

 40代・50代のたるんだ背中に効果あり!脊柱起立筋・僧帽筋を鍛える〈背中のはみ肉〉解消エクサ  
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須藤玲子
須藤玲子
2024-10-24

自分ではなかなか気づかないけれど、背中は加齢と共にたるみやすい部分です。今回は、「背中の肉がつまめる」「ブラが食い込む」など、40代50代の背中や脇のはみ肉解消にフォーカス。効果的に引き締めるエクササイズのご紹介です。道具なし!立ったまま自重でできるので気になる人は早速やってみませんか?

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背中がたるむ原因とは? 

背中に脂肪がたまり、たるんでしまうのはなぜ? 考えられる原因をチェックしてみましょう。

加齢や運動不足による筋肉の衰え

背中の筋肉は、日常では意識しないとなかなか使われない部分です。そのため、加齢や運動不足により筋力が衰えると、脂肪が蓄積しやすくなります。その結果として背中のたるみにつながるのです。

猫背など、姿勢の乱れ

デスクワーク、パソコンやスマホの長時間使用、その他、普段の生活で猫背気味の人は背中の筋肉が硬くなり、肩甲骨の動きも鈍くなります。脂肪は、動かす頻度が低い部分からつき始め、同様に、筋肉は使われない部分から衰えます。猫背や乱れた姿勢が続くことが体型の乱れに繋がり、ぽっこりお腹や背中がたるむ原因に…。

基礎代謝の低下

背中にはたくさんの筋肉があります。加齢や運動不足による筋力の衰えとともに、全体の筋肉量も徐々に減少することで、基礎代謝の低下につながります。エネルギーが消費されにくくなり、結果、余ったエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうのです。背中に溜まった脂肪は徐々に脇や二の腕に流れ出し、体型の乱れや老け見えの原因となるハミ肉になるのです。
 

背中・脇のはみ肉解消!脊柱起立筋・僧帽筋を鍛える立ったままエクサ

今回のエクササイズでは、主に、背中にある2つの筋肉、脊柱起立筋と僧帽筋にアプローチします。
脊柱起立筋は、背骨を支え、姿勢を整える役割があり、背骨の両側に縦に長く伸びる筋肉。僧帽筋は、首から肩、背中上部に繋がり、肩や肩甲骨の動きに関わるひし形の筋肉です。

脊柱起立筋と僧帽筋
イラストAC

やり方

1)足を腰幅に開いて立つ

足を腰幅に開いて立った体勢
Photo by Reiko Sudo

2)膝を軽く曲げ、上体を少し前傾させる。背筋を伸ばして両手を肩の高さで大きく開く。軽く握りこぶしを作り、手の甲を上向きにしておく

膝を軽く曲げ、両手を肩のタ浅手開き、背筋を伸ばして上体を前傾させた体勢
Photo by Reiko Sudo

3)肘を伸ばしたまま背中に意識を向けて両腕を引き上げ、肩の高さにもどす(上下の動きを10回繰り返す)

膝を軽く曲げて立ち、両腕を肩の高さで開いて上体を前傾させた体勢から腕を上下に動かす背中のエクササイズ
Photo by Reiko Sudo

ポイント

腕を引き上げるときは、肩甲骨を寄せながらできる範囲でなるべく大きく動かしましょう。背中が丸くなると、引き締めたい脇や背中に刺激が入らなくなります。
背中をしっかり伸ばしたまま行うことが一番大切なポイントです。加えて、呼吸も忘れずに!無理をせずに自分のペースで続けましょう。結果は後からちゃんとついてきますよ。

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AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。



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脊柱起立筋と僧帽筋
足を腰幅に開いて立った体勢
膝を軽く曲げ、両手を肩のタ浅手開き、背筋を伸ばして上体を前傾させた体勢
膝を軽く曲げて立ち、両腕を肩の高さで開いて上体を前傾させた体勢から腕を上下に動かす背中のエクササイズ