腰痛・膝痛【使われにくい股関節まわりの筋肉】の硬さが原因!?しっかりほぐれる股関節ストレッチ
普段の生活の中で使えていない筋肉は、実はたくさんあります。筋肉は使わないと、固まったり、衰えたりして、さまざまな体の不調を招いてしまいます。今回は、そんな使われにくい筋肉の一つであ「股関節を外旋する筋肉」にフォーカスします。
股関節を外旋させる「深層外旋六筋」
股関節を安定させる筋肉に、「深層外旋六筋」という筋肉があります。お尻の筋肉の深層にあるインナーマッスルで、「梨状筋(りじょうきん)」「内閉鎖筋(ないへいさきん)」「上双子筋(じょうそうしきん)」「下双子筋(かそうしきん)」「大腿方形筋(だいたいほうけいきん)」「外閉鎖筋(がいへいさきん)」の6つの筋肉から構成されています。これらはすべて、股関節を外側に回旋させる役割があります。
深層外旋六筋が硬くなると起こること
長時間座る姿勢が続きやすい人は、深層外旋六筋が硬くなりがちです。深層外旋六筋が硬くなると、骨盤が後ろに傾きやすくなります。腰痛や膝痛を起こしやすくなるので、しっかりとほぐしていきましょう!
深層外旋六筋をほぐすストレッチ2選
深層外旋六筋をほぐすストレッチを2つご紹介します。
ひざ倒しストレッチ
①床に脚を伸ばして座り、右ひざを軽く立てます。左ひざは伸ばしたまま、両手はお尻の後ろに軽くつきます。骨盤を立てながら、右ひざを内側に倒します。
②右ひざを元に戻し、今度は外側に倒します。交互に5回ほど繰り返します。
③脚を入れ替えて、反対側も同じように行いましょう。
あぐらストレッチ
①あぐらをかいた状態から、左ひざの内側の角度を90度程度に調整します。すねとヨガマットが平行になるイメージです。
②両手を体の前の床につき、背筋を伸ばし息を吸って、吐きながら上半身を前に倒していきます。
③呼吸を続けながら、30秒ほどキープをします。反対側も同じように行いましょう。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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