実年齢より5歳若く見える?後ろ姿に圧倒的に違いが出る〈肩甲骨ほぐし〉のやり方
年齢がでやすい後ろ姿。肩甲骨を一日に一回はほぐしてみましょう。肩甲骨ほぐしは若返り要素がたくさんあります。姿勢が良くなり、バストアップ、呼吸もしやすくなります。肩甲骨ほぐしを習慣にしてみませんか!?
運動不足の日々が続いていたり、デスクワークの日々が続いていると知らないうちに姿勢がくずれ、背中が丸くなっていませんか?肩や背中もガチガチで弾力のある柔らかさとは言いがたい背面。ふと後ろ姿を見たとき、背中が丸みをおび、背中のぜい肉が厚く、老けたなと思うこともあるかもしれません。そんなお悩みを解消するのに、「肩甲骨ほぐし」はいかがでしょうか。肩甲骨をほぐすことは良い効果がたくさんあり、若返りにも繋がります。
肩甲骨をほぐす主な効果
・猫背の改善(良い姿勢になる)
・肩コリ・首コリ解消
・呼吸機能の促進
・腕の動きがスムーズに、身体を大きくつかえる
・バストアップ
・冷えやむくみ改善
・基礎代謝が上がり、ぜい肉がつきづらい
そして、特に「僧帽筋」という筋肉(下図参照)は、背中の筋肉の中でもとても大きく肩周辺や肩甲骨のいろいろな動作に関わりがあります。また、肩甲骨は6方向に動きます。挙上(肩を上げる動作)、下制(肩を下げる動作)、内転(肩甲骨を寄せる動作)、外転(肩甲骨を離す動作)、上方回旋(腕を上げる動作)、下方回旋(腕を下げる動作)。僧帽筋、肩甲骨をあらゆる方向へ動かしながら若返りを目指しましょう。
肩甲骨の動きのチェック
①両手を組み、空高く上げチェックする。一直線に真上に上がると良いが、ぜんぜん上がらない場合は肩甲骨の硬さが考えられます。
②両手を身体の後ろで組み、どこまで上に上がるかをチェックする。40度以上は上がると良いが、ぜんぜん上がらない場合は肩甲骨の硬さが考えられます。
肩甲骨ほぐしⅠ
①椅子に座ったまま、肩の上に軽く手を添え、両ひじを曲げる。
②両ひじを引き寄せ、ひじで大きな円を後方へ前方へとゆっくり描く。
肩甲骨ほぐしⅡ
①うつ伏せになる。足幅は骨盤幅程度。両手を頭の方へ万歳をするように肩幅より広くして上へ(手のひら下)。
②両ひじを後ろに引きながら肩甲骨をしっかり動かしキープ。背筋の力で大きく胸を引き上げ開く。足の甲は床をとらえる。深呼吸。
③ひじを引いたままキープでも良いし、ひじを引いたり伸ばしたりしても良い。うつ伏せにもどる。
肩甲骨ほぐしⅢ
①横向きで寝る。両膝を曲げ、骨盤を床に対して垂直。両ひじを伸ばして両手のひら合わせる。
②上になっている腕を大きく後方へゆっくり回す。頭の上~後ろ~お尻の横を通って大きな円をゆっくり描く。肩周りに痛みがある場合は、手先を肩に添え、ひじで後方へ円をゆっくり描く。
③①へ戻り、身体の上下向きを変え、反対の腕も同じように大きくゆっくり回す。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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