1日2万回している呼吸の質が変わる!深い呼吸に欠かせない「前鋸筋」をほぐす「バナナのポーズ」
ストレスを感じたり緊張をすると、呼吸が浅くなると言われています。呼吸が浅くなると、細胞に十分な酸素や栄養が運ばれなくなり、臓器や筋肉などさまざまな機能が低下する原因に。今回は呼吸に関係する「肋骨」の動きをスムーズにし、呼吸をしやすい体に整えていきましょう!
現代人は呼吸が浅い
呼吸には、全身に酸素を送り臓器や細胞の活動を維持する働きがあります。私たち人間は1日2万回以上呼吸をしているのですが、ストレスの多い生活をしている現代人、呼吸が浅い人が多いと言われています。
呼吸が浅くなる原因
・ストレス
・運動不足
・長時間のデスクワーク
呼吸を深めると、自律神経が整いやすくなるだけでなく、代謝も上がるので、心と体のどちらにも嬉しいメリットがあります。日常生活から意識的に呼吸を整えていきましょう!
深い呼吸に欠かせない「前鋸筋」
呼吸をする際に働く筋肉はいくつかあるのですが、今回注目をしたい筋肉が「前鋸筋(ぜんきょきん)」です。前鋸筋とは、肋骨から肩甲骨までくっついている筋肉です。
そもそも肋骨は、息を吸うことで前後左右に広がり、それに伴い肺が広がることで酸素を十分に取り込んでいます。前鋸筋が硬くなると、肋骨の動きが制限されてしまい呼吸が浅くなってしまうのです。積極的に前鋸筋をほぐすことが、肋骨の広がりをサポートして深い呼吸へと導きます。
前鋸筋をほぐすヨガの「バナナのポーズ」
仰向けになり体側を伸ばす「バナナのポーズ」は、体をバナナのようにカーブさせることで、脇の下から胸の間にある前鋸筋をしっかりと伸ばすことができます。このポーズは、自然と胸が開いて呼吸が深まるだけではなく、肩こりや腰痛の緩和にも効果的。
布団の上で手軽にできるので、ぜひ毎日続けてみてください。
①仰向けになり、両手の指先を組み頭の後ろに敷きます。両ひじは開きましょう。
②両脚を斜め右方向へ動かします。左のお尻が浮かないように気をつけましょう。右足首の上に左足首を乗せてクロスさせます。
③頭と腕も右方向へ傾けます。左の体の側面がカーブを描いて伸びていることを感じてください。両ひじは開いたまま、呼吸を30秒ほど続けます。
④両手をバンザイし、左手首を右手で軽く握ります。左手を右斜め方向へ軽く引っ張り、さらに30秒ほどキープしましょう。
⑤反対側も同様に行ってください。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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