代謝低下、肩こりなどの原因「呼吸が浅い」が当たり前になっている人はぜひやって〈横隔膜マッサージ〉

 代謝低下、肩こりなどの原因「呼吸が浅い」が当たり前になっている人はぜひやって〈横隔膜マッサージ〉
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ヨガをしていると呼吸の長さに意識を向けるようになりますが、実は自分が思っている以上に浅い呼吸をしているという方は案外多いものです。今回は無理なく深い呼吸ができるようになるセルフマッサージをご紹介します。

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呼吸が浅くなる原因は?

365日24時間休まず、無意識に行っている呼吸。私たちが生きていく上で欠かすことができませんよね。この呼吸は人によって長さが異なります。ヨガでは、7~8秒かけて吸う吐くを繰り返して深めていきます。しかし、この長さがきついと感じてしまう場合もあるでしょう。

大きな原因となるのはストレスや疲れです。仕事に集中していること自体は悪いことではありませんが、そんなときは無呼吸になったり浅い呼吸が当たり前になる場合が多いです。緊張して力んでいるときやイライラしているときも、呼吸は短く浅くなりがちです。

また座りっぱなし姿勢による悪い姿勢が当たり前になると、胸やお腹まわりが縮こまった状態が続きます。こうなると、いざ姿勢を正して深く長い呼吸をしようと思っても、イメージ通りにできなくなってしまうのです。

呼吸が浅いことによるデメリットは?

呼吸が浅くなるということは、空気が十分に取り入れられず、酸素と二酸化炭素を吐き出す効率が落ちやすくなっています。それによって、全身の代謝が悪くなる、臓器の働きが衰える、何をしても疲れやすいといった症状が現れやすくなります。

また、血行も悪くなるため、肩こりや腰痛など、体の不調を感じやすくなる上に、気持ちを落ち着かせられずイライラしやすくなる場合もあります。
浅い呼吸が及ぼす、体に起きるデメリットはさまざまなのです。

呼吸を深めるためにどうする?

今すぐできることとして、姿勢を正すことが挙げられます。今、この記事を見ながらつい猫背になっていませんか?スッと背筋を伸ばして、頭のてっぺんから指先、足先にまで呼吸を流すイメージで深い呼吸を意識してみましょう。

また、呼吸をするときに動く横隔膜が硬くなっていても深い呼吸はしにくくなります。今回は、その横隔膜をセルフマッサージする方法をご紹介します。

いつでもどこでも!セルフマッサージのやり方

1.楽な姿勢になります。ヨガマットはなくても大丈夫です

横隔膜マッサージ
photo by KogaNatsumi

2.両手指先を肋骨の下に添えます

マッサージ
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3.そのままゆっくりと上体を倒します。指先がじわじわと入ってきますので、痛くない強度でキープします

マッサージ
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4.その状態のまま、3回ゆっくりと呼吸を繰り返しましょう。1日1・2回気づいたときに行うことをオススメします

深い呼吸で心地よく生きよう

浅い呼吸は、大抵無意識のときに起こっています。無意識を意識化することは少し難しいかもしれませんが、デメリットを考えると深い呼吸が続けられるほうが良いですよね。深い呼吸を繰り返すと、体も心もリラックスしやすくなります。つねに気を張っている、リラックスしにくいと感じている方こそ、まずは呼吸にフォーカスしてみませんか?

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AUTHOR

NATSUMI KOGA

古賀奈津美

商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了



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