【憂うつ・疲労・不安・イライラが消滅】理学療法士が教える、セロトニンの分泌を促す「横隔膜呼吸法」
新学期や新年度で忙しい日々を送っている人も多いと思います。春から夏にかけて季節の変わり目でもあるこの時期は、疲れが溜まってきやすいですよね。疲れや五月病対策になるとっておきの呼吸法を紹介します!
そもそも自律神経とは?
自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」から構成されている、身体の中のホルモンや血流、内臓のはたらきなどをコントロールしている大切な神経です。交感神経は活動している時や攻撃的になっている時にはたらきやすい神経で、副交感神経はリラックスした時にはたらきやすい神経です。お互いにそれぞれのバランスを保ちながら私たちの身体を調整しています。
自律神経の乱れが引き起こす不調
自律神経のはたらきが乱れるとどのような問題が起きるのでしょうか。まず、交感神経が優位にはたらきすぎると、血圧があがったり倦怠感・頭痛・肩こりなどの不調が起こる場合があります。一方で副交感神経が優位にはたらきすぎると腹痛や吐き気、やる気を失ったりすることも。特に現代人はストレスを抱えやすく交感神経が優位にはたらいているため、自律神経のバランスが乱れている人がとても多いです。どちらが良い悪いではなく、二つの自律神経のバランスが保てていることが重要となります。
脳と自律神経の関係
乱れた自律神経を整えるためには、脳と自律神経の関係を知っておく必要があります。自律神経を調整するはたらきを活性化させているのが、「セロトニン」と呼ばれるホルモン。このセロトニンは脳の刺激で分泌が促され、歩行や食事の咀嚼、呼吸のリズムなどで分泌を亢進させると言われています。
自律神経を整える呼吸法
セロトニンの分泌を促し、自律神経を整える呼吸法を紹介します。⒈仰向けになり両膝を立てます。大きく息を吸ってお腹をパンパンに膨らませます
⒉お腹を膨らませたまま息を吐き、何回かその呼吸を繰り返します
⒊息を吐きお腹を薄くします
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AUTHOR
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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