ガチガチ肩をゆるめ、深い呼吸と共に【脳疲労】を和らげる「身体と脳を休めるおやすみヨガ」

 ガチガチ肩をゆるめ、深い呼吸と共に【脳疲労】を和らげる「身体と脳を休めるおやすみヨガ」
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たくさんのタスクを抱えて生活する現代人は脳を休める暇がなく、スマートフォンを手放せない情報過多な状態も脳疲労に拍車をかけています。夜になって脳をリセットできないと眠れない、疲れが取れないなど様々な弊害が出てきます。そこで今回は、就寝前に身体と脳をリラックスさせて快眠に導く「おやすみヨガ」を美都くらら先生が紹介します。一日の終わりにがんばった自分を労わる時間を作るように心掛けて。

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脳疲労と浅い呼吸は、睡眠の質を低下させる一因に

「睡眠の質が低下するのは、脳の過活動や呼吸などが関係しています。考え事や不安を抱えていると、脳が活発な状態が続いて眠りが浅くなることがあります。前頭筋という額の筋肉は、脳の活動と連動して感情、思考、表現を行う際に働くので、前頭筋をゆるめると間接的に脳をリラックスさせる効果が期待できます。また、明るい光や刺激的な活動、スマートフォンやパソコンを寝る前に使うと脳が興奮状態になりやすく入眠が妨げられることがあります。次に呼吸と睡眠の関係ですが、ストレスや緊張で呼吸が浅くなると身体がリラックスできず入眠しにくくなります。そんなときはゆっくりと深い呼吸を意識的に行うと心身の緊張が和らぎます」(美都くらら)

前頭筋
イラストAC

就寝前にベッドの上で肩と胸の緊張をリリース

「頭の中が忙しいと身体も緊張状態してぐっすり眠るのが難しくなります。そんなときはベッドで横向き寝になってできる『時計の針のポーズ』で、パソコンワークや家事、育児で硬くなりやすい胸から肩にかけてストレッチしましょう。深い呼吸に合わせて行えば脳もリラックス状態に。1日1回、就寝前に行い身体の緊張をほぐすと深い眠りが期待できます」(美都くらら先生)

時計の針のポーズ

 

目的と効果:日常生活で緊張しやすく、ゆるみにくい胸や肩まわりをストレッチ。身体の緊張を解いて入眠しやすい状態を作る。

〈やり方〉

1.仰向けで両膝を立てた状態から横向きになる。

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2.両腕を前ならえするように前方へ伸ばし、両手のひらを重ねる。

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3.息を吸いながら上の腕を頭の上へ引き上げ、そこから後方へぐるりと回す。吐きながら足元を通って前ならえの状態に戻る。大きな円を描くイメージで呼吸に合わせて3回行い、最後に口から一息吐き切る。反対側も同様に。

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〈プロフィール〉

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美都くらら先生

宝塚歌劇団を卒業後、ヨガインストラクターに転身。現在はYMCメディカルトレーナーズスクールにて全米ヨガアライアンスRYT200・500のティーチャートレーニングを担当。これまでに多くのヨガインストラクターを育成している。ヨガ・ピラティスを通して"自分を愛する至福の時間"をモットーに、セミナー開催やイベント登壇、雑誌メディア出演など積極的に活躍中。

▼Instagram:@kurara.mito
▼YMCメディカルトレーナーズスクールHP:https://ymcschool.jp/
▼国際ホリスティックセラピー協会 HP:https://ihta.or.jp/

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文/北林あい

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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