冷え撃退!滞りやすい心身が巡る&整うゆったり温活ポーズ

 冷え撃退!滞りやすい心身が巡る&整うゆったり温活ポーズ
photo by Yuko Takeuchi
竹内結子
竹内結子
2024-02-23

寒いと体を動かすのが億劫になったり疲れやすいと感じることはありませんか?冬は寒さや乾燥によって心身のバランスを崩しやすい時期です。そこで今回は体を動かしたくないなと感じる時にお勧めの、ベッドや布団の上でもできる心身が整うポーズをご紹介します。

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寒さから体も心も縮こまる

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人や動物も寒さから身を守ろうとする時には体を丸める姿勢になったり行動力が減ったり、また、感情は内向的にもなりやすいです。それは、エネルギーの消耗を避けようとする自然の摂理でもあります。寒い季節は気力や体力を温存しながら順応していくことが大切です。

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冬の寒さによって特に下半身は滞りやすく、中医学(東洋医学)ではがダメージを受けやすくなるとされています。腎は生殖器・骨・腰・疲労・成長発育などと密接に関わり、膀胱とともに働く関係を持つことから足腰まわりの冷え、トイレが近くなるなどの症状が現れることがあります。

カラダの主要な通路=経絡

身体には経絡(けいらく)という五臓六腑とつながる12本の気の通り道(経絡)があります。12本の経絡のうちどの経絡が滞るのかによって不調の部位や種類が変わってきます。身体が凝ったり張ったり、痛むのは経絡・ツボを通して現れる体の不調のサインでもあります。

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経絡のうちのという経絡が冷えと関わっていて、腎の経路には27穴のツボがあり、脚の内側から身体の前を通ります。経絡は血管や神経のように目に見えるものではありませんが、深部の筋膜の水路を通ると言われています。

冷えと関わりのあるの経絡は足裏にある湧泉というツボから鎖骨の根元近くにある「兪府(ゆふ)」というツボまでつながります。

心身が巡る&整うゆったり温活ポーズ

冷えや凝り、疲労を感じる時は血流が滞っている状態でもあります。血流を促し深部組織へと働きかけるために腎の経絡の脚の内側から身体の前面のラインを伸ばすのが効果的です。強すぎず優しくストレッチすることで腎の経絡の気血を巡らせます。

そこで今回は脚の内側&身体の前面を伸ばし、腎の流れを促すための温活ポーズをご紹介します。ヨガにはトカゲのポーズ(リザードポーズ)スフィンクスポーズを呼ばれる姿勢があるのですが、それを組み合わせたものになります。

リザード&スフィンクスポーズ

<やり方>

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1)腹ばいになり、肘と掌をつき、片足の膝を外側に曲げる。股関節や膝に負担とならないように位置を調整する

2)脚の内側とお腹、胸の広がりを感じ、腰のまわりは引き締まったを感じる

3)ゆっくりと体を後ろに反らせる(肘は伸ばさない)

4)自然な呼吸を繰り返しながら、2~5分ほど姿勢をキープ。体が優しく伸びているのを感じましょう

5)ゆっくり元の姿勢に戻り、体が緩んでいくのを感じる。

6)落ち着いたら反対も行う

体を後ろに反らせる時、頑張りすぎる7割の気持ちで充分です。たくさん反らせることよりもご自身の股関節・膝・腰が痛くない、心地よい状態を意識して体を反らせましょう。

参考文献:『中医養生ヨガ®テキスト』

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AUTHOR

竹内結子

竹内結子

ヨガインストラクター 。ホットヨガやスポーツクラブでヨガを体験し、もっと学びを深めたいとの思いから様々な流派のヨガメソッドを経験、さらには指導者資格を取得するに至る。ヨガへの学びを深める中で中医学と出会い、中医学関連の資格も取得。見えない心や感情、身体への理解を求めて東洋、西洋の視点で勉強中。RYT200、ケン・ハラクマのアシュタンガヨガプライマリーシリーズTT、シニアヨガ、中医養生ヨガ®初級中級、中医学女性の体とマタニティ、四季養生ヨガ、JOPHEE中医学骨盤モジュールTT修了。



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