【運動量ゼロ!】休んでリラックスするだけなのに体にも効果がある“何もしない”ヨガポーズ2選
冷えやむくみ、背中のコリ、股関節まわりの硬さなどにお困りの方はいませんか?今回は体を動かさないのに、これらのよくあるお悩みに効果があるエクササイズをご紹介します。運動不足解消に何かしたほうが良い気がするけれど、面倒くさい…そんな気分の時にもおすすめです。
体に関するよくあるお悩み
年齢を重ねるにつれ冷えやむくみ、背中のコリ、股関節まわりの硬さなど、体に関する悩みが増えてきたという声をよく耳にします。その反面、それらを解消するために運動やストレッチなど何かしらをやった方がいいと分かっていても、なかなか始められない…というお声も。
そこで今回は、運動が苦手、運動する時間が取れないという方にぴったりな、体を動かさなくても体に効果があるヨガポーズを2つ、ご紹介します。
壁に脚を上げるポーズ
脚が逆さまになることで血液が心臓に戻りやすくなって全身の血行が改善されます。特に、下半身の血液やリンパ液の流れが促進され足先の冷えを緩和したり、余分な水分や老廃物を排出してむくみを軽減する効果が期待されます。
全身の血流が良くなること、足のむくみや疲労感が解消されることは、心身のリラックスにもつながります。一日中立ちっぱなしや座りっぱなしでいた体におすすめです。
<やり方>
1)壁にお尻を近づけて座り、仰向けになって脚を壁にあげる。太もも裏の硬さが気になる場合は、お尻を壁から遠ざける。
2)膝は少し曲げて脚の力を抜く。両腕は体の横か、手のひらを胸やお腹にあてるなど、楽な位置に。目を閉じて、何度か深呼吸を繰り返し、その後は自然な呼吸のままで好きなだけ休む
3)終わったら、両膝を抱えて少し休み、体を横に向けてからゆっくりと起き上がる
枕を使った仰向けの合せきのポーズ
このポーズは自然と胸が開いて呼吸が深まりやすくなり、肩のまわりもゆるみ、背中のバキバキ感の解消にも効果的です。両膝を開くことで、硬さを感じやすい股関節のまわりや内ももがストレッチされます。
<やり方>
1)縦向きに置いた枕の前に座る
2)枕の上に背中と後頭部が乗るように仰向けになり、膝を立てて足の裏を床につける
3)上半身が左右に傾かないよう、背中の位置を整える。両腕は胴体から少し離れたところに置いて、手のひらを上に向ける。肩が少し下がり、胸がゆるやかに開いている状態を意識する。あごが上がりすぎないように気をつける。
4)両膝を横に開いて足の裏同士をつける。股関節が無理なく開いて、内ももが気持ちよく伸びる場所を選ぶ。必要であれば、太ももや膝の下にクッションなどを置いてサポートする。胸の開きで呼吸が深まり、股関節のまわりが少しずつゆるんでいく様子を感じる
5)終わったら膝を立てて2)に戻り、開いた股関節を閉じて休む
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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