なかったことになる!?胃腸の動きを回復させて排出力をアップ【食べすぎた時の消化促進ストレッチ】
年末年始は、気をつけているつもりでも胃や腸に負担がかかりやすくなるもの。内臓は、身体の内側にあるものですが、身体の外側からもアプローチが可能。知っておくと便利な、胃腸の動きを回復る「内臓機能促進ヨガ」をお伝えします。
疲れが溜まると内臓の動きが悪くなる
疲れが溜まり胃腸の動きが弱まっていても、食べてしまうことってありませんか? 消化がうまく進まないまま放置しておくと、身体に負担がかかり内臓の動きまで悪くなってしまいます。
その原因は自律神経の乱れによるもの。疲れが取れていないと、頑張る神経である「交感神経」が優位になった状態が続き、交感神経が優位になると、内臓の動きは抑制されてしまいます。反対に、リラックスの神経である「副交感神経」が優位になれば、内臓の動きは促進されます。
睡眠不足も暴食の原因に
睡眠も食欲に深く関わっています。睡眠不足が続くと、食欲を増進させるホルモン「グレリン」が増加し、反対に満腹感を与えるホルモン「レプチン」が低下。急にジャンクフードが食べたくなったり、痩せたいのに間食が止まらなかったりする場合は、まず自分の睡眠習慣を見直してみましょう。
内臓は身体の外側からアプローチできる!
内臓は身体の内側にあるものですが、その動きを外側からもサポートできるということを知っていますか? 身体をツイストしたり、背骨を動かしたりすることで、内臓の動きを活発にすることができます。また、たかぶった気持ちを落ち着かせたいときは身体の背面を緩めるのがおすすめ。副交感神経が優位になりやすくなります。薬に頼る前に、自分の身体の調子を観察し、自分の力で調子を上げられるよう、身体の外側からもアプローチしていきましょう。
内臓と身体をゆるめるストレッチ
1、正座になり、上半身を床に近づけチャイルドポーズをとります。両手は伸ばして床の前に置くか、両手を重ねてその上におでこをのせていきましょう。
2、手を頭より少し前の位置につき直し、目線をおへそに移しながら背骨を丸くしていきます。
3、息を吸いながら背骨を反らせて、耳と肩の距離を遠ざけ、身体の前側を伸ばしていきましょう。
4、もう一度吐きながら、背骨を丸めて、身体を左右に揺らしましょう。
5、手のひらを顔の真横まで近づけて、同様に呼吸に合わせて繰り返します。
6、手を膝にあてて、頭の力を抜き首の後ろ側を緩めます。
7、ゆっくりと息を吸いながら、身体と頭が最後になるように、背骨の下から順に上半身を起こします。
詳しい説明は、こちらの動画からご確認いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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