即効性アリ!便秘解消・溜まった毒素をデトックス「ドラゴンのポーズ」【陰ヨガでじんわり効かせる】

 即効性アリ!便秘解消・溜まった毒素をデトックス「ドラゴンのポーズ」【陰ヨガでじんわり効かせる】
AdobeStock

日頃”腸活”について意識されたことはありますか? 美容や健康のために役立つことは数多くありますが、近年、免疫と深く関わることでも注目を集め今では誰でも一度は「腸活」というワードを耳にしたことがあるのではないでしょうか。 実は腸活をする上で排便はとっても重要な要となります。驚くことに、体内の毒素を排出する上で、実は4分の3の割合を占め最も排泄効果が高いものは「便」なのです。 そこで今回は腸活についての説明とメリット、そして消化力を高め腸活デトックスにおすすめの陰ヨガポーズについてご紹介したいと思います。

広告

毒素を溜め込んでいない?最も排泄効果が高い方法とは?

みなさんは、日頃の生活の中で”腸活”について意識されたことはありますか? 美容や健康のために役立つことは数多くありますが、近年、免疫と深く関わることでも注目を集めて、今では誰でも一度は「腸活」というワードを耳にしたことがあるのではないでしょうか。今回のコラムは腸活のコツとメリット、そして腸活デトックスにおすすめの陰ヨガポーズについてご紹介したいと思います。

私たちは日々"食事をして排泄する"というサイクルをくり返し、"栄養の接収と老廃物の排出"を繰り返しています。食べ物の通り道は口から始まって、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門まで1本のルートでつながっています。

消化器官
AdobeStock

口から始まり、入ったものがダイレクトに通るので、腸の粘膜は細菌やウイルスなどの外敵が最も侵入しやすい場所。 なので24時間365日、次々侵入してくる外敵と戦うために、身体全体の免疫細胞の約60〜70%が腸に集中しています。 腸は身体の健康を支える重要な免疫器官なのです。腸活を考える上でまず大事なことは”排泄”です!

食生活の改善やサプリメントの摂取、ヨガや運動で内臓のはたらきを活性化したり、マッサージやよもぎ蒸しなど腸を整える方法はたくさんありますが、体内に溜まってしまった毒素を体外へ排出するためには便・尿・汗などによって老廃物(毒素)を出すことが重要。

老廃物の排出といえば発汗のイメージが強いですが、身体から排泄される老廃物の割合は…

◯便75%
◯尿20%
◯汗3%
◯爪・毛髪2%

驚くことに実は4分の3の割合を占めていて、最も排泄効果が高いものは「便」。せっかく身体に良い食べ物を食べても、冷えや運動不足などで腸のはたらきが弱ったり、腸の動きが悪くなっている状態ではうまく消化吸収ができずに、便秘になってしまい、老廃物が溜まるというループから抜け出すことができません。しっかりと内にある不要なものを排出しきることで外からの栄養をスムーズに受け取ることができるのです。日常の中で何気なく起きている自然な身体のシステムのありがたみと腸活の重要性を改めて感じ取れるのではないでしょうか?

腸活をすることで得られるメリットは…

・血流が良くなり冷えやむくみの改善
・新陳代謝、免疫力の向上
・肌の調子がよくなる
・出せる身体に整えることで太りにくい体になる
・腰痛、肩こりの改善
・自律神経を整えてイライラを抑制
・感情の浄化

など身体にも心にも嬉しい効果がいっぱい。

股関節の詰まりがじんわりほぐれる!腸活デトックスにおすすめ「ドラゴンのポーズ」

今回、おすすめするのは陰ヨガのドラゴンのポーズ。太ももの前側、脚の付け根(鼠蹊部)や股関節の詰まりがじんわりとほぐれるポーズです。また、腸腰筋という上半身と下半身をつないでいる筋肉を深くほぐすことができます。

腸腰筋
イラストAC

大腸の始まりは右脚の付け根に、腸の中でも一番便が詰まりやすい、左脚の脚の付け根に位置するS字結腸は腸腰筋のすぐ内側に位置しているため、腸腰筋の硬さを解消することで腸の動きをスムーズに促し、便秘の改善や予防といった効果を期待できます。ドラゴンのポーズは、マットや床との設置面が少ないので筋肉をおやすみさせることが寝ポーズや座りポーズに比べて難しく感じるかもしれません、無理はせずに充分に伸びを感じられたらポーズから抜けていただいて大丈夫。ヨガは呼吸が大切。そしてご自身の身体の声を聞き、向き合う時間です。

ゆっくりと呼吸を感じながら、静かに身体の感覚の変化を味わってみてください。

ドラゴンポーズのやり方

①  膝立ちの状態から右脚を一歩前に出し、膝を曲げてかかとの上に膝がくるところにセット
②   後ろに残った左脚の付け根と太ももの前側がストレッチ感を感じるところをに脚の位置を調整
③ 脚の付け根の伸びを感じながら2〜3分間、ポーズを保持する
④  ゆっくりとポーズから離れてチャイルドポーズ、身体の余韻を感じながら数呼吸
⑤  反対の脚も、同様に行う。

 

広告

AUTHOR

高西由貴子

高西由貴子

内臓ケアサロンMaitriesセラピスト 陰ヨガを通じて出会った中医学の学びを続けながら、都内を中心にサロンオーナー、ヨガインストラクター、セルフケア講座のセミナー講師と多岐に渡って活動。2020年、より一人一人の心と身体をサポートしたいという想いを元にボディケアサロンMaitriesをオープン。心と身体両面から、女性の美と健康のサポートをしている。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

消化器官
腸腰筋
即効性アリ!便秘解消・溜まった毒素をデトックス「ドラゴンのポーズ」【陰ヨガでじんわり効かせる】