美しい姿勢を保つには「腸腰筋」がカギ!美姿勢が1日中キープできる座って10回超簡単腸腰筋エクサ
肩が丸まってしまったり、お腹がたるんだり、肩こりや腰痛につながるなど、姿勢が悪いことで不調を生むことはわかっている。でも「姿勢をキープするのがつらくて、すぐに疲れて元に戻っちゃう」という方は、腸腰筋を鍛えると、楽に美姿勢がキープできるようになります!
姿勢をキープするのが疲れる原因は
良い姿勢をキープすると様々な不調を生みづらい身体になれることや、悪い姿勢によりお腹のたるみやアゴしたのたるみを生んでしまうという情報を目にすることは多いと思います。とはいえ、姿勢を長時間キープすることがつらくて、意識していないとすぐに姿勢が元に戻ってしまうとお悩みではありませんか?
良い姿勢をキープできない理由は、アウターマッスル(身体の外側から触れる筋肉)を使って姿勢維持を行おうとしているため、です。
アウターマッスルは、走る、重たい荷物を持ち上げるなど、パワーを発揮することが得意ですが、逆に持久力がありません。そのため、美しい姿勢を維持するために1日中スイッチを入れておく、ということはアウターマッスルは苦手なのです。
姿勢を正すとき、背中の筋肉(広背筋等)で背筋を伸ばそうとしたり、肩甲骨周りの筋肉(僧帽筋等)を収縮させて胸を張ろうとしたりしていませんか? アウターマッスルで姿勢を良くしようとしても、すぐに姿勢が崩れてしまうのは、あなたの意識の問題ではなく、アウターマッスルの筋肉の特徴がゆえでもあるのです。アウターマッスルを使って姿勢を維持しようとすると、大きいけど燃費の悪い車のようにすぐに疲れてしまうというデメリットも…。すぐに疲れてしまうという日々のお悩みも、実はアウターマッスルを使いすぎているからかもしれません。
姿勢をキープするにはインナーマッスルが重要!
美しい姿勢を維持するために使いたいのは、インナーマッスルと呼ばれる身体の外側から触れない、体の内側にある筋肉。インナーマッスルは主に関節の安定等の役割を担い、パワーを発揮することは得意ではありませんが持久力があります。インナーマッスルを使って姿勢を維持できると、持久力があるため長時間の姿勢キープが容易になります。
しかし、インナーマッスルは目には見えない内側にあるため、トレーニングをしても「やった感」を感じられなかったり「本当に効いているのかな?」と不安に思うことも多々あり。
今回ご紹介するのは、姿勢維持にも重要な腸腰筋のトレーニング。わかりやすく「効いている感」を感じやすいインナーマッスルのトレーニングなので、ぜひ試してみてください。腸腰筋のスイッチが入ることで、骨盤を立てて座ったり、股関節を安定させて長時間立姿勢がキープできるなど、骨盤回りの姿勢が整いやすくなります。
10回でやった感を感じられる腸腰筋トレーニング
1.床に座り両手を体の後ろについて上半身を支える
2.両足を腰幅の2倍程度広めに開いたら、右膝を内側に倒す(右脚だけ内またになるような感じ)
3.右脚を床から10センチ程度持ち上げる、下ろすを繰り返す
この時に、脚の付け根~右の腰骨の内側あたりがキューンと効いている感じがあれば、腸腰筋が動いている証拠です。太ももの前側の筋肉が使われてしまっている場合は、太ももの力を抜いて、お腹から脚を持ち上げる意識で行ってみましょう。
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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