【股関節を安定させるといいこと尽くめ!】寝たまま1分でできる股関節のインナーマッスルストレッチ
姿勢改善・疲れない歩行・腰痛・膝痛解消・安眠!どれも快適な日常生活には必須項目ですね。これが【寝たまま1分】で叶うエクササイズがあるんです♪ 今日はお尻のインナーマッスルをストレッチする方法をご紹介します!
股関節のインナーマッスル? 深層外旋六筋肉とは?
お尻の6つの筋肉ってどこ?
股関節の深層外旋六筋は、骨盤と大腿骨を結ぶ6つの筋肉の総称です。臀部の表層にある大臀筋の深層にあることから股関節のインナーマッスルと呼ばれています。
深層外旋六筋は
・梨状筋
・内閉鎖筋
・上双子筋
・下双子筋
・大腿方形筋
・外閉鎖筋 の6つです。
深層外旋六筋は、骨盤と大腿骨(骨頭)を繋ぎ、股関節を外旋(外側に回旋)させる筋肉で、股関節を安定させる重要な役割を担っています。
深層外旋六筋が硬くなるとどうなるの?
股関節の深層外旋六筋を含む臀部が硬くなると、硬い筋肉に引っ張られ骨盤が後ろに傾き(後傾)猫背になります。深層外旋六筋が硬いまま長いこと立ちっぱなし、座りっぱなしが続くと腰に負担がかかり、腰痛・膝痛・肩こりにも。
また、O脚、胸が垂れる、ぽっこりお腹になるなど、嬉しくない副産物もついてきます。デスクワークなど、長時間同じ姿勢が続きやすい現代人にとって、股関節を安定させ、可動をよくし、スムーズな歩行や疲れにくい姿勢を保ちやすくする【深層外旋六筋のストレッチ】は、快適な日常生活のために必須のセルフケアと言えそうです。
自律神経との関わり
【深層外旋六筋のストレッチ】では、股関節周りを大きく動かし、股関節周辺の血流を促し、リンパ神経の通りをより良くするよう働きかけます。自律神経のリラックススイッチである副交感神経を働きやすくするため、安眠も促します。寝る前に布団で【寝たまま1分】もおすすめです♪
【寝たまま1分】いいこと尽くし♪股関節のインナーマッスルストレッチ
疲れにくいカラダ作り・姿勢改善、そしてリラックスした精神状態のためにも「股関節インナーマッスルストレッチ」をやってみましょう!
1. 仰向けになり、右の膝を胸に抱えます。上下させながら、股関節を刺激します。
2. 右膝を右脇の方向・斜め上に引き上げます。上下させながら、股関節を刺激します。
3. 右膝を左に倒し、そのまま体の上で円を描くようにぐるっと回します。左右両方向に回しましょう。
4. 足首を縦、脛が胸とできるだけ平行になるように股関節から膝を外旋(外に回旋)します。足を抱えながら、左右に揺らし、股関節周りやお尻の筋肉が緩んできたら、3同様、体の上で円を描くよう、ぐるっと大きく回しましょう。左右両方向に回します。
5. 右側が終わったら、仰向けで数呼吸、休憩をして、左側も同様に行いましょう。
動画はこちらからご覧ください
AUTHOR
井上浩子
2002年、留学先NYのバレエスクールの授業でヨガに出会う。厳しいプロ生活で心身を壊したことをきっかけにヨガは欠かせないライフワークに。自身の経験から、「自分に安心できる感覚と自分への愛おしさを取り戻す」をモットーにレッスンを展開。 解剖学に基づく効果的なシークエンス構成と 誰にでもわかりやすいインストラクションに定評がある。日米指導歴14年・バイリンガル講師・RYT500。オンライン&対面レッスン、指導者養成のほか、ヨガ関係の通訳・翻訳も行う。
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