【股関節が硬いといいことなし】寝る前に布団の上でOK!じんわり股関節をほぐす簡単ストレッチ
股関節の硬さやつまり感が気になりつつも、一体何をやっていいのか分からない…、どう柔らかくするといいの?と悩む方が多いのも事実です。そんな方のために今回は簡単にできる股関節ほぐしストレッチをご紹介します。
股関節ってなに?
股関節とは大腿骨(だいたいこつ)の上にある骨頭(こっとう)と呼ばれる球状の部分が、骨盤側の寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれる部分にはまっています。この組み合わさっている部分を股関節と呼びます。骨頭は寛骨臼の約4/5はまっていることで安定されます。
この話を聞くと、思っていた場所と少し違ったかも…なんてギャップを感じる方もいるかもしれません。股関節の痛さを感じる場合、はまっている部位の軟骨がすり減って炎症を起こしていたり、骨の変形などが考えられます。一方、股関節の硬さを感じる場合、原因のひとつは筋力の低下が考えられるでしょう。
なぜ股関節は硬くなるの?
私たちは普段から座っている姿勢が長いと言われています。座り姿勢が続くことによってどんどん筋力は落ちていきます。筋力が落ちるスピードは約48日間と言われているほど、落ちるスピードが速いのです。約1か月強、運動を全くしない状態が続くとどんどん筋力は落ちていきます。
運動習慣がない方は「え?本当?!」と思うではないでしょうか。また、もっと厳しいことを言うと20代をピークに筋力は落ちやすくなっています。特に、股関節はインナーマッスルが弱くなることで硬くなりやすいです。「日常的に運動する時間がない」と言っていては将来大変なことになるかもしれません。
焦る気持ちもあるものの、いきなり現状を変えることは現実的ではない場合もあるでしょう。そんな方はまず、コツコツストレッチから始めていきましょう。いきなり運動量を増やさなくても地道にストレッチを続けることで股関節の可動域もどんどん広がりますよ。将来痛みに悩まされないためにも今からコツコツやっていきましょう!
じんわり股関節をほぐせるストレッチ
<やり方>
1)上半身が入るくらい足幅を広げ、両ひざを立てる。両手は上半身の後ろに置き、背筋を伸ばすサポートをする
2)息を吐きながら両ひざを右側に倒す。上から見た時、両ひざが90度になっていると良い。息を吐くごとに自分の体重をマットに近づけるイメージで
3)息を吸いながらで両ひざを戻し、次に息を吐きながら反対側にも倒す。左右で差がないかチェックする
4)もう少し出来る方はもう一度両ひざを右側に倒す。両手を右脚のスネの前に置き、手のひらと肘をマットに下ろす
5)そのまま約3~5呼吸キープして、反対側も同様に行う
衰えていくことを知った上で出来ることをやろう
私たちの体はいつまでも若い時と同じではありません。だからこそ年々不調を感じやすくなるのです。不調を根本から直すためにも、まずは筋力をつけることそして可動域を狭めないためにもストレッチが重要です。忙しい中でもたった数分、自分の体のために時間を作ってみてくださいね!
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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