【下半身のむくみ対策】夏のエアコンで…冷えて重だるい脚がスッと軽くなる「チェアストレッチ」

下半身のむくみは、冷えと座りっぱなしが招く血行不良が原因

「エアコンの効いた室内に長時間いると体が冷えて血管が収縮し、血行不良によって下半身がむくんでしまいます。冷えに加えて、同じ姿勢が続き下半身の筋肉を使わないことも血流悪化の原因に。職場で室温を変えられない人は、30分ごとを目安にデスクから立って社内を歩くなど、体勢を変えるように心がけて。在宅ワークの人は自分で室温を調整し、さらにマンションの階段を上り下りするなど下半身を意識的に動かして血流が滞らないように気をつけてください」(Yasuaki先生)

腕と脚を引き伸ばす力で、腓腹筋の伸展を深めて血流を改善

「今回は、下半身の血流促進のかなめとなるふくらはぎの筋肉を動かし、血流を改善するチェアストレッチを紹介します。かかとを押し出すことでふくらはぎにある腓腹筋がストレッチされて、心臓から送り出された血液を下半身から上半身に押し上げるふくらはぎのポンプ機能を促進。また、腕も伸ばすことでお腹まわりが伸びて、体幹が使われると体に熱が生まれて冷えの解消に効果的です。気温が高く外での運動が難しいときは、室内で簡単にできるストレッチを隙間時間に行い体調管理を心がけてください」(Yasuaki先生)

戦士のポーズⅢのチェアストレッチ

目的と効果:腕と脚を引き伸ばす力を使って腓腹筋をストレッチ。心臓に血液を送るふくらはぎのポンプ機能を高めて下半身の血流を改善する。

〈やり方〉

1.脚を揃えて椅子の前に立ち、座面に手をつく。

2.両腕に体重をのせて、左脚を床と平行の高さまで上げて、かかとを後ろへ押し出す。5呼吸キープし、反対側も同様に。

できる人は

1.右腕を前に伸ばし指先と目線は前方、右腕と左脚で引き合う。5呼吸キープし、反対側も同様に。

教えてくれたのは…Yasuaki先生
海外在住中にアシュタンガヨガを初めて体験する。日々の練習を通して目が覚めるような心地良さを覚えるようになり、ヨガのおもしろさを自分以外にも多くの人に知ってもらいたいと思い、指導者の道を志す。帰国後RYT200を取得し、2021年12月から本業の傍らヨガインストラクターの活動を開始。現在は無印良品銀座・板橋南町22のほか、follow Pilates Yoga Studio(豊洲)、WellU Studio Ginza(銀座)、企業などで指導を行っている。adaptua主宰、ヨガインストラクター、腰痛予防労働衛生教育インストラクター、チェアヨガインストラクター。Instagram：@yasuaki_yoga