【下半身のむくみ解消】すぐに試せて効果抜群「ふくらはぎほぐし」3選(効果を高めるポイントつき)
長時間のデスクワークの後や、冷房の効いた部屋で寝ていると寝起きなのにパンパンに浮腫んでいる…なんて経験のある人も多いはず。女性は男性に比べて筋肉量も少なく、心臓に血液を押し戻す働きが弱いため、むくみやすいようです。今回はふくらはぎをほぐして全身の血流アップを目指すヨガストレッチをご紹介します。
足がむくみやすいのは何故?
むくみは血液やリンパ液など、身体の中の水分の循環が停滞することで起こります。
特に足のむくみが気になる人が多いのではないでしょうか。心臓より下にある脚は、重力の影響で下半身に溜まった血液が心臓に戻りにくく、「第二の心臓」といわれるふくらはぎの筋ポンプ作用と静脈の逆流防止弁の働きによって血液を心臓に戻しています。
身体の循環が停滞しやすいのは、以下のようなときです。
●立ちっぱなし、座りっぱなしなど身体をあまり動かしていない
●ガードルや窮屈な下着など身体を締め付けるような服装
●塩分の摂りすぎ
●筋力の低下
●水分をあまり摂っていない
●ビタミン、ミネラル、タンパク質不足
●冷え
上記のほかにも、女性は妊娠や生理などホルモンの影響で余分な水分を溜めやすくなる時期があり、むくみやすくなります。
身体の循環を良くしてむくみを解消するには、ストレッチやマッサージ、軽い運動でふくらはぎの筋ポンプ作用を活性化することが有効です。また、身体を冷やさない工夫をしたり食事や水分の摂り方を改善してみると良いでしょう。
むくみ改善のためのヨガストレッチ
女性は男性よりも筋肉量が少ないため、足がむくみやすい傾向にあります。心臓に向かって血液を押し戻す働きが弱いため、むくみ解消のために「ふくらはぎ」の筋力をアップさせることが大切です。
運動する時間が取れない方は、寝る前や隙間時間に実践してみましょう。
1.サギのポーズ
- 長座の姿勢で座り、片脚を曲げる
- 曲げた脚の足裏を持ち、息を吐きながらかかとを蹴るように持ち上げる
- 息を吸いながら膝を曲げ、吐きながら脚を伸ばすことを3~5回繰り返す
*ポイント 膝裏やもも裏が伸びている感覚があるところまで脚を持ち上げること。ご自身で伸びを感じられていれば十分なので、膝が伸び切っていなくても構いません。
2.下向き犬のポーズ(ダウンドッグ)
- 四つ這いの姿勢からお尻を高く持ち上げる
- 手のひらでマットを前に押し、下腹部を引き込みながらお尻を後ろに引くようなイメージ
- 軽く膝を曲げ、片脚ずつかかとをマットにつけるよう足踏みする
- ゆっくり呼吸しながら1分程度おこなう
*ポイント かかとを踏みしめたときにふくらはぎや膝裏の伸びを感じること。重心が肩に乗りすぎないように、お腹も意識的に使いましょう。
3.ふくらはぎストレッチ
- 四つ這いの姿勢から、片脚を伸ばしてつま先をマットに下ろす
- 反対の足の親指と人差し指でアキレス腱を挟む
- 息を吐くたびにかかとをマットに近づけるようにしながらふくらはぎを伸ばす
*ポイント 上に乗せた足の力も使ってかかとをマットに近づけます。片足で行うより、さらにふくらはぎの伸びが感じられるでしょう。
ふくらはぎを動かして循環のよいすっきり美脚へ
ふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせると、下半身で停滞していた血流が改善され、全身の循環が良くなることが期待できます。循環が良くなると、むくみ解消のほか冷え改善や生理痛軽減などの効果もあるので、積極的にふくらはぎを動かしましょう。ヨガストレッチはもちろん、お風呂上りにボディクリームを塗りながらマッサージすることもおすすめです。ご自身に合う方法で今日からむくみケアを始めましょう。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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