【夏の疲れとむくみを1分で解消】第二の心臓を動かしてスッキリ軽い体に「ふくらはぎを動かすヨガ」
梅雨があっという間に明け、連日続く猛暑……。体が「疲れやすい」「むくみやすい」と悲鳴を上げていませんか? 夏の疲れやむくみをスッキリ解消する、1分でできるふくらはぎヨガをご紹介します。
夏は疲れやすくむくみやすい季節
外に出ると気温と湿度が高く暑苦しいのに、電車や家、オフィスの中は冷房で寒い。このような寒暖差が原因で、夏の身体は機能を保とうとする「神経」がコントロールしにくくなり、自律神経のバランスが乱れやすくなっているのです。そして、自律神経が乱れると、体の機能の働きは低下し、夏疲れが起こります。他にも、常に冷房の効いた室内にいたり、寒いのに薄着でいたり、冷たいものを摂りすぎてしまうと、知らないうちに体の内部が冷えて血流やリンパの流れが悪くなり、むくみも引き起こされます。
疲れやむくみには「ふくらはぎ」!
体の巡りを良くする為には、血液循環をスムーズにすることが大切です。血液を全身に送る役割をしているのは、皆さんもご存知の通り心臓ですよね。しかし心臓だけでは体の隅々まで血液を送り出すには負担が大きい。そこで活躍してくれるのが筋肉なんです。筋肉には、血液をポンプのように送り出す働きがあり、筋肉を使うことで体の隅々まで血液が行き渡るようになります。特に筋肉の中でも重要な役割を担ってくれているのが、第二の心臓と言われている”ふくらはぎ”。ふくらはぎは、重力によって下半身に溜まり、滞りやすくなってしまう血液を心臓へと戻してくれるポンプの働きをしています。心臓からもっとも離れた足の血液は、重力に逆らって心臓まで上がっていかなくてはなりません。そこで、ふくらはぎの筋ポンプ作用を使い血液循環をスムーズにさせる必要があるのです。また、ふくらはぎは血流だけでなく、リンパ液を体全身に巡らせる役割もしているので、ふくらはぎを動かすことで下半身に溜まりやすい老廃物がスムーズに流れるように。むくみ改善や疲労回復に繋がります。
夏疲れ・夏むくみを解消する「ふくらはぎを動かすヨガのポーズ」
①長座で座る
②左足を持ち、足を心臓より高く持ち上げる
③両手をもも裏にあて、足首を曲げたり伸ばしたり動かす
④足首から膝裏を揉みほぐすようにマッサージ
⑤膝裏に指を当て、足をぶらぶらと揺らす
⑥両手で足裏を掴み、足を高く持ち上げる
⑦腰と背中を伸ばし、ゆっくり5呼吸
※反対の脚も同様に行う。
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
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