パーンと張った太ももの前側をほぐす!【メリットしかない】反り腰の解消にも効く3か所の筋膜リリース
太ももの前側がパーンと張っているのが気になっている方。太ももの前側の張りは、筋肉の使い過ぎが原因であることが多いといわれています。使いすぎだからこそ、痩せるためのスクワットなどのトレーニングは逆効果になることも!ダイエット効果を高めるためにも、太ももの前側の筋膜リリースを取り入れてみましょう!
太ももの前側の張りの原因は?
脚の付け根のビキニラインといわれているところよりも、太ももの前側がパーンと張り出しているという方は、太ももの前側と後ろ側の筋肉の使い方のバランスが崩れている可能性が高いです。太ももの裏側やお尻などの背面の筋肉を上手に使えないため、その分、太ももの前側の筋肉が動きや筋力をカバーし、結果的にパーンと張り出すほど大きくなってしまうのです。このパーンと張った太もものままで、スクワットなどのトレーニング、ランニングなどの有酸素運動を行っても、太ももの前側は太くなる一方。まずは筋肉の使い方を正しく整えることが先決。正しく使える状態で、トレーニングや有酸素運動を行うことで、引き締め効果を引き出すことができます。
太もも前側の張りをとるには?
太ももの前側が太くなる原因は、筋力不足ではなく「正しい使い方ができていない」ことと「使いすぎ」の主に2つの原因があります。しかし、それが頭で理解できていても、体はいつも使う筋肉を使ってしまう癖があるため、なかなかその癖を取り除くことができません。
まずは、太ももの前側の筋肉の張りを取り除き、太もも前側の筋肉スイッチをオフするように、使いすぎの状態を一回お休みさせる意識が大切です。そのために効果的な方法の1つが、筋膜リリース。いつも使いやすい状態にある筋肉を緩め、休ませ、柔らかくしていきましょう。(筋膜リリースローラーや、フォームローラーを使っていきます)
■STEP1:大腿直筋
うつ伏せになり、両肘を肩の下につき、前腕全体で体を支える。右脚の太もも前側にローラーが当たるようにセットし、肘を使って体全体を前後に動かし、太ももの前側全体にローラーを当てる
■STEP2:外側広筋
上記の姿勢から、右膝を曲げ、カカトを外側に倒し、太ももの斜め外側が当たる位置にセット。太ももの真ん中~ビキニラインにかけてローラーを当てる
■STEP3:大腿筋膜張筋
上記の姿勢から、ビキニラインのくぼみを中心に、ビキニラインを乗り越えるように付け根全体にローラーを当てる
■ストレッチ
正座の姿勢から、右脚を後ろに伸ばし膝を曲げ、右手で足先をつかむ。かかとや足先をお尻に近づけ、太ももの前の伸びを感じ10秒キープ
この動きを行った後に、太ももやお尻のトレーニングも行っていくと、さらに癖を取る効果や、反り腰解消の効果も期待できます。
▼動画でインストラクターと一緒に動いてみよう!
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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