揺らすだけでバキバキの肩が楽に…揺らすべき部位とは?会社員兼ヨガ講師が実際にやってる肩ラクエクサ
厚生労働省が行っている国民生活基礎調査(2019年版)によると、女性の自覚がある不調の1位は「肩こり」。さらに、男性より女性の方が約1.5倍、肩こりの自覚症状があると回答した人が多い模様・・・。あなたの不調の1位も、肩こりですか?
女性は肩こりを感じやすい?!
厚生労働省が行っている国民生活基礎調査の中で、約4年に一度行われている『世帯員の健康状況』調査によると、女性の自覚症状のある不調、第1位は『肩こり』です。
それだけ不調を感じているのだから、画期的な肩こり解消法が見つかってもいいのでは?!と思いますが、そこが難しいところ。「自覚症状はあるけど、肩こりでは整体や病院には行かない」という方がほとんどで根本治療をしていないという方も多いのでは?
肩こりには複数の原因があり、マッサージなどで一時的によくなっても日常生活の姿勢や動きですぐに肩こりが戻ってきてしまうなど、一時的な治療で改善を見込めるものではないというのも事実です。・生涯を通じて肩こりの悩みがなくならないとすると、ため息がでてしまいますね。。。
肩こりの原因は複数ある
病院にいくほどではない。しかし自覚症状はずっとあるという肩こり。痛みや不調から改善されるには「日常的なセルフケア」がかかせません。しかし、肩まわりには複数の筋肉があるため、この筋肉のこの部分がコリの原因だ!と自分で発見するのはほぼ不可能。
さらに肩こりの原因が肩回りにあるとは限らず、色々な筋肉が重なったり連動して動いているため、一か所アプローチすれば改善するというわけでもなさそうです。
以下のような筋肉が主な原因といわれていますが、それだけではありません。
・肩甲骨回りの小さな筋肉
・背中の筋肉
・腕の筋肉
・胸の前の筋肉
中でもパソコン仕事などで腕を前にした姿勢が長い人は、背中側から腕の骨についている広背筋・大円筋が常に引っ張られている状態で長時間同じ姿勢でいるため、硬くなっている可能性があります。
今回は、この背面の2つの筋肉にフォーカスしてエクササイズをしていきましょう。
揺らすだけ! 広背筋・大円筋ストレッチ
肩こりの原因の1つになる広背筋・大円筋を、座って揺れるだけの簡単ストレッチで緩めていきましょう。
1)正座になり右指先を右の肩先に添える(肘は体の前方向に向ける)
2)右肘を床について、左手は顔の横あたりにつき体を支える
3)顔を左に向け、右手(手首のあたり)に頭を寄りかかるようにして右側に揺れる
わきの下~二の腕当たりにストレッチを感じればGOOD!
4)最後に右側で揺れを止めて数回呼吸を繰り返す
*逆側も同様に行う
肘が床につかない場合は、
①正座になっている膝同士を開いてVの字にし、膝と膝の間に上半身をいれるように前屈する
②右肘の下にクッションやヨガブロックなど高さが出せるものを置く、などを行ってみてください。
▼動画でも詳しくチェック
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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