【放っておくと危険!食いしばり対策】無意識の緊張疲れをリリース「喉と股関節を一緒に緩めるポーズ」

 【放っておくと危険!食いしばり対策】無意識の緊張疲れをリリース「喉と股関節を一緒に緩めるポーズ」
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新年度が始まり、自分や家族などにさまざまな変化があった人も多いのではないでしょうか。無意識のうちに緊張と隣り合わせの日常は、自分が思っているよりも肩に力が入っている時間が多く疲労も溜まっています。1日の最後にふっと緩ませる、とっておきのストレッチをご紹介します。

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緊張すると力が入りやすい場所とは

人が緊張すると力が入りやすいのはあご。その原因は歯の食いしばりにあります。人は、緊張状態を強いられているときやストレスがかかっているときは、無意識に歯を食いしばることがあります。歯を食いしばるとは、「奥歯にギュッと力が入った」状態。その影響は、奥歯以外にも、頬や舌、そして肩周りや首にももたらされます。

また顔周りの筋肉が緊張しているときは、自律神経の交感神経が優位になっている状態でもあります。食いしばりの癖がつくと、頬の骨からフェイスラインに存在している咬筋(こうきん)が硬くなり過度に発達することから、顔の大きさにも影響することがあります。

食いしばりチェック

●舌の両サイドに歯型がついていないか…舌が下の歯に押し付けられていて、上あごから離れている時間が長いと、歯型がつきやすくなります

●頬の粘膜に筋が入っていないか…奥歯を噛みしめる癖があると、頬の粘膜に横筋が入ることがあります

咬筋
イラストAC

身体を緩めるポイントは「股関節」と「呼吸の仕方」

全身の緊張を緩める「股関節」

股関節は上半身と下半身を繋ぐ筋肉が多く集まる通過地点。多くの筋肉との結びつきがある重要な部位です。緊張で力が入っている全身を緩ませるには、股関節を緩ませるのが効果的です。

「ハー」の口で息を吐く

股関節を緩ませるときに合わせて意識したいのが呼吸。通常口から息を吐くときは、「フー」と口をすぼめることが多いと思いますが、今回は、「緩める」がテーマのため、大きく口を開いた「ハー」の形で息を吐きましょう。冬の寒い日に手を温めるときにするあの呼吸です。「ハー」口で息を吐くと、喉元が緩み、一緒に股関節周りも緩みやすくなると言われています。

呼吸
photo by Naoko Iwasaki

喉と股関節を一緒に緩めるポーズ

1、お尻を床につけて座り両ひざを外側に広げます。両足の裏を合わせて両手で包み込み、かかとを引いて身体に近づけます。

2、鼻から息を吸って背筋を伸ばします。口から「ハー」の息で吐きながら、ゆっくり身体を前に倒します。

バッタコーナ①
photo by Naoko Iwasaki

3、余裕があれば、お尻歩きで後ろに下がり、かかとと身体の距離を広げていきます。

4、再度息を吸いながら背筋を伸ばし、口から「ハー」の息で吐きながら、ゆっくり身体を前に倒しましょう。頭を左右にゆらゆら揺らし、首の後ろ側も緩めましょう。

バッタコーナ②
photo by Naoko Iwasaki

詳しい動画は、こちらからご覧いただけます

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AUTHOR

岩﨑奈緒子

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。



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