【疲れにくい体づくり】何歳になっても「動ける体」でいられる!寝たまま簡単インナーユニットエクサ
外でジムに通う気力はないけれども、いつまでも自由に動ける身体でいたい、日常生活の動作がスムーズでいたい、そんな方に向けて家で寝ながらできる簡単エクサをご紹介します。
「いくつになっても動ける体」のカギは「インナーユニット」
まだまだ寒さが続き、なかなか外出する機会も少ないかもしれません。少し動くだけですぐ疲れてしまう、長い間背筋をまっすぐ伸ばして座る・立つができなくなってきた気がする、腸の動きも良くない…など不調を感じる方は、是非意識していただきたいポイントがあります。それは「インナーユニット」と言われるところです。
今回は家でも簡単に取り入れられるインナーユニットへの意識をお伝えしていきます。
インナーユニットとは
インナーユニットとは体幹、身体の中心の深層部分に位置する4つの筋肉の総称です。骨で保護されていない腹腔を覆うように構成されています。上が横隔膜、下が骨盤底筋群、後ろが多裂筋、側面が腹横筋、というふうにコルセットを巻いているように位置して働いています。
・横隔膜(呼吸や体幹を安定させる)
・骨盤底筋群(骨盤の中にある臓器をハンモックのように下から支えて、排泄をコントロールする)
・多裂筋(背骨と骨盤をつないでおり、背骨を起こす)
・腹横筋(コルセットのように腹部全体を覆うようにつき、お腹を締めたり、内臓を安定させる)
インナーユニットを意識した生活を送ると…
・良い姿勢の保持
・内臓が本来の位置に納まり保護される
・骨盤帯の安定
・腸内環境の改善
・腰痛の改善
・尿漏れの改善
・ぽっこりお腹解消
このようなメリットを実感できます! 家で寝ながらできる簡単エクサでインナーユニットを刺激しましょう!
寝ながら簡単エクサⅠ
①仰向けになる。足の間に丸めたタオルやクッションをはさみ、両足を天井へ上げ膝を伸ばす
②両手のひら、腰~背中は床にしっかり根づかせる
③両足で小さな円を描き、下腹部、インナーユニットを刺激する。ゆったりと呼吸する
④ゆっくり膝を曲げ両足を胸に軽く近づけ、タオルやクッションを離す。片脚ずつ戻し、仰向けの姿勢に戻る
寝ながら簡単エクサⅡ
①仰向けになり、ひざ下をクロスさせる。内ももが締まっているのを意識して。ティッシュ箱や本などの広い面が手のひらにあたるように両手で持ち、足も手も左右から押し合う
②息を吐きながら組んだ足と上体・腕を引き寄せる。息を吸いながら手足を遠ざけるように仰向けへ戻る
※足の上下を組み直して同じように行う
寝ながら簡単エクサⅢ
①仰向けになる。足を組みクロスさせる
②組んだ足のまま、内ももが締まっている感覚で左右にパタンパタンと足を軽く倒す。ゆったりと呼吸する
両手は胸が心地良く開く楽な位置で大丈夫です
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く