40代・50代体型維持の鍵は「腸腰筋」!ぽっこりお腹を解消する、2方向に動く腸腰筋ストレッチ

 40代・50代体型維持の鍵は「腸腰筋」!ぽっこりお腹を解消する、2方向に動く腸腰筋ストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2023-03-28

40代50代になると、誰でも筋力や柔軟性が低下して脂肪がつき始め、体型維持が難しくなると言われています。いつの間にかお腹に脂肪がたまる、いわゆるぽっこりお腹が気になる人もいるのではないでしょうか?今回は、ぽっこりお腹解消をはじめ、体型維持のために重要な働きをする腸腰筋のストレッチをご紹介します。

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腸腰筋とは?

腸腰筋は、上半身と下半身を繋いでいる筋肉で、大腰筋、小腰筋、腸骨筋の3つから構成されています。腰から太腿の付け根に着き、背骨を安定させる重要な働きをする筋肉です。股関節を曲げて、お腹と腿を寄せる動作(屈曲)や、太ももを外側に回す動作(外旋)で使われています。

腸腰筋
イラストAC

腸腰筋のストレッチ効果

腸腰筋が硬くなると骨盤を安定させる力が弱くなり、姿勢の乱れにつながります。例えば骨盤が前に傾くと反り腰に、後ろに傾くと猫背の姿勢に…。お腹がたるんで血流やリンパの流れが悪くなり、下半身の巡りが滞りむくみの原因になることもあります。硬くなった腸腰筋をほぐすことは、健康的な体作りとともに、体型の崩れを防ぐことにつながります。柔軟性が保たれると、体幹も安定するので、体を動かしやすくなり、ヨガやトレーニングなどの運動効果も高まります!腰痛、背中の張り、肩こりなど、不調の予防、改善にも効果的ですよ。

ぽっこりお腹解消!腸腰筋のストレッチ

今回のストレッチでは、上体を2方向に向かって伸ばします。まずは縦に、安定したら横の動きも加えていきましょう。

やり方

1.四つ這いになる。

2.左脚を両手の間に踏み出す。膝の角度が90度になるように意識しながら右脚を後ろへ引く。ゆっくり上体を起こし、両手を左腿の上に乗せて左足を真下に踏み込む。足の裏でしっかり地面を押す。

四つ這いから片足を前に出して上体を起こす腸腰筋ストレッチ
photo by Reiko Sudo

3.骨盤を立て、体の側面を縮めないように意識して背骨を伸ばす。右脚の付け根(腸腰筋)の伸びを感じながら深い呼吸とともに10秒キープする。

体が安定したらもう少し深めてみましょう!

4.下半身はそのまま、息を吸い、ゆっくり右手を天井に引き上げる。

左足を前に出した四つ這いから右手を上げた腸腰筋ストレッチ
photo by Reiko Sudo

5.息を吐きながら、右足の付け根(腸腰筋)から腰の横、脇腹、体側を伸ばしながら体を少しずつ左に傾ける。

体を左に傾けて右の腸腰筋を伸ばすストレッチ
photo by Reiko Sudo

6.呼吸を続けながら10秒キープする。

7.四つ這いに戻り、反対側も同様に行う。

ポイント

まず、土台を安定させることが大切!膝に負担がかかって痛む時は、ブランケットやタオルを膝下に敷くといいでしょう。お腹の力が抜けると反り腰になり、腸腰筋にアプローチできません。お腹がだら~んと落ちないように、軽く引き込んでおきましょう。4~6の動きはバランスを崩しやすいので、できるだけゆっくり取り組むこと。ぐらぐらしたり呼吸が浅くなったりする場合は、4の体勢か、手を腿の上に置いたストレッチに戻ります。効果を高める一番のポイントは無理をしないことですよ!

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須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。RYT200/フェイシャルヨガTTC/骨盤底筋トレーニングヨガTTC/リストラティブヨガTTC/陰ヨガTTC/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト



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