【キツイ運動なし】座りっぱなしによる腰痛の緩和に、腰の筋肉を弛緩させる「骨盤バウンドストレッチ」
この連載では、体が硬い人、忙しくて時間がない人にこそおすすめしたい、座ったままや寝たままできるお悩み解消ワークをご紹介。簡単・時短だから習慣にしやすく、ボディコンプレックスの解消から姿勢改善、不調の緩和まで女性の悩みに応えるワークを鈴木伸枝先生がレクチャーします。
ながらはNG。アプローチする部位に意識を向けて変化を感じて
「激しい運動をしないと体は変わらないと思いがちですが、実は座ったままや寝たままできるちょっとした動作、マッサージで不調が改善したり、体のラインに変化が表れたりするものです。効果を認識するには、なんとなく行うのではなく、アプローチする部分に意識を向けて頭で変化を感じ取ることが大事。隙間時間に一日数回、毎日行い、ワークの前後でどのように体が変化したかをチェックし、体に意識を向ける習慣をつけましょう」(鈴木伸枝先生)
仙骨を刺激し副交感神経の働きを高め、筋肉の緊張を緩和
「長い時間同じ姿勢が続き腰まわりを動かさずにいると、筋肉が緊張し腰痛を抱えることに。筋肉の緊張が原因の腰痛には、骨盤に振動を与えて周辺の神経をリラックスさせるワークが効果的。特に背骨の下部にある仙骨のまわりは副交感神経に関わる部位なので、その部分をマッサージするように心地良い刺激を与えて。リラックス効果が高まり腰痛が和らぎます」(鈴木伸枝先生)
骨盤バウンドストレッチ
目的と効果:仙骨に刺激を与え、副交感神経を優位にして腰まわりの筋肉の緊張をゆるめる。
1.仰向けになり脚は腰幅、腕は体の横、目を閉じる。腰まわりの筋肉の緊張や、腰がどのくらい床につくかなどを観察。ワーク後も行い変化をチェック。
2.仰向けになり両膝を立て、両腕は体の横に伸ばす。
3.お尻を床から約1cm持ち上げる→下ろす。この動きをリズミカルに繰り返し、下ろすとき仙骨を床に当てて刺激する。10回。
4.両膝を右側に倒し、お尻を床から約1cm持ち上げる→下ろす。この動きをリズミカルに繰り返し、下ろすときは仙骨と腸骨の間にある仙腸関節を刺激するイメージで行う。反対も。10回
教えてくれたのは…鈴木伸枝先生
ヨガ・瞑想指導者。「自分を生かすYOGA」をモットーに、誰でも簡単に取り入れられるメソッドを指導。現在は奈良を拠点とし、全国各地でクラスやワークショップ、イベントを開催。平日は毎朝instagram(@ nobue.style)からヨガクラスをライブ配信中。
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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