不安やストレスを強く感じたとき伸ばしてほしい【小指のライン】心が落ち着かない時のストレッチ
ソワソワ・ドキドキとなんだか落ち着かなかったり、さまざまな不安やストレスを解消できないときにおすすめなのがこちら。試しに小指のラインを伸ばしてみませんか。
イライラや不安、ストレスを解消するには
ストレスをうまく流したり気分転換がすぐできたら良いですが、なかなか思うようにはいかないときもあるでしょう。自覚のないままに緊張がたまっていたり、なかなかうまくストレス解消ができないときに頼りになるのがこちら。東洋医学の観点から「心経」を意識して身体を伸ばすことを取り入れてみてはいかがでしょうか。全身の巡りがよくなり、動悸や不安な気持ちを落ち着かせてくれる力がありますよ。
心経とは
身体の中に流れている血・水(津液)・気の通路は経絡(けいらく)と呼ばれています。
主に任脈(にんみゃく)・督脈(とくみゃく)・12本の十二経絡の合計14本があり、心経はその一つです。
心経は脇の「極泉(きょくせん)」から始まり、上腕の前面の内側を通って、肘の内側、前腕の前面内側、手首内側、手のひらの小指の付け根と下がり、小指の親指側の爪の際「少衝(しょうしょう)」で終わります。
心経の働き
●血を全身にくまなく行き渡らせる
●動悸、心臓の病気など心臓の症状に関連
●血液の滞りを改善して熱や汗をコントロールする
●心の働き、心の症状と関連している
●外(界)からの刺激を内(面)へ適応させる
心経をスムーズに伸ばし流れを良くし、これらの働きを改善させましょう。
心経を伸ばしてみよう
※心経の小指のライン、腕の内側を意識的に伸ばしてみましょう
①四つん這いになる。肩の真下に手首、脚のつけ根の下に膝を置く。
②右手小指を下にして前へ腕を伸ばす。右のこめかみは床についたまま。腰を痛めないよう、様子を見ながらお尻は少し持ち上がった状態でキープ。小指のライン~脇が心地良く伸びるよう深呼吸。
③ゆっくり右手を引き寄せ、四つん這いにもどる。
※左手小指を下にし、同様におこなう。
※腰や胸周りに負担がない場合は、両手小指を下にし、両手を前へ伸ばしてもOK。胸・アゴ・おでこが床につくように。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く