【絶対やって】誰にでもできる&真剣に取り組めば素晴らしい効果が!「山のポーズ」の基本を押さえよう
ヨガクラスで必ずと言って良いほど登場する「山のポーズ」は立ちポーズの基本。ポーズの効果はたくさんあるのですが、全部の効果を引き出せるほど正しくポーズができている人は少ないです。今回は正しい立ち方とその効果をおさらいします。
「山のポーズ」の効果とは
太陽礼拝やバランスのポーズなど、立位の最初に必ず出てくる山のポーズはただ立つだけと思われがちですが、真剣に取り組むことで姿勢改善や骨盤の歪み調整、背骨のS字カーブが整うことはもちろんですが、地面と繋がっている感覚が掴みやすくなり、呼吸が体の隅々まで通る感覚を感じたり集中力が上がったりと、精神面での効果も高まります。とてもシンプルなポーズですがヨガの効果を最大限に感じられ、かつ誰にでもできる素晴らしいポーズだと言えます。
そして、基本中の基本のポーズだけあって、中途半端に取り組むとその後続く立位のポーズも効果が半減。ぜひ細部を見直して、何事にも動じない山のような心と身体の安定感を手に入れてください。
「山のポーズ」の正しい作り方
山のポーズで一番難しいのは下半身への意識です。普段何気なく立っている時よりも脚への意識を強く繊細に向ける必要があります。
足裏の使い方
1)親指、小指、かかとの3点を均等に重心をかけ立つ(足を閉じる場合は内側を、足を開く場合は外側を平行にする)
2)足指をマットから浮かせ指を思いっきり開く
3)親指だけマットに下ろし、その後残りの4本指を開きながらマットに下ろす。最後は足指の腹でもマットを捉えられるようにする
足の使い方
無意識に立つだけだと重心が外に逃げて内腿が使えないので、足を閉じているときは両モモの間に紙が一枚挟まっている意識を持ちましょう。足を開いている時は両方の母指球で地面を押すようにして内腿を引き寄せ合います。
骨盤の立て方
1)尾骨を下に下げ、お尻の穴をキュッと閉じる。女性は膣を上に引き上げる意識にすると骨盤底筋群が引き締まり、自然に骨盤が立ちます
上半身の作り方
1)一度肩を後ろに回し下げて鎖骨を開く
2)アゴを軽く引いて、横から見た時にくるぶし・膝関節・大転子・肩・耳の穴が一直線上になるようにセット
3)両手も指先を誰が下から引っ張っているような意識で指先まで伸ばす
呼吸の作り方
上記のように体の位置が正しくなるとグラウディングが深まり丹田が安定し、自然と呼吸も安定します。自分の呼吸を感じられたら、息を吐く長さを少しずつ長くして呼吸を深めましょう。
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AUTHOR
魚澄トモ
ヨガ講師・アーユルヴェーダセラピスト・グラフィックデザイナー。20代にデザイナーとして長時間のデクスワークが続き、身体を壊したことで、30代にヨガと出会う。ヨガで体調が良くなっただけでなく、それまで何をしても治らなかったO脚が改善し、気にしていた下半身が自然にスッキリ、更に精神的な豊かさも感じられるヨガに魅了されヨガ講師として活動開始。40代でアーユルヴェーダのを深く学び、体質別の食生活アドバイスを踏まえたストレスフリーのダイエットメソッドを考案。キレイに痩せるをテーマにダイエットヨガを発信している。
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