加齢とともにもったりしていく背中をスッキリさせる【セルフ肩甲骨矯正】

 加齢とともにもったりしていく背中をスッキリさせる【セルフ肩甲骨矯正】
齋藤美紀子

年々崩れる背中のライン。原因は肩甲骨の位置にあります!今回はスッキリ背中美人になれるセルフ肩甲骨矯正をご紹介します。

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もったり背中の原因は?

最近自分の後ろ姿を見ましたか?歳を重ねるごとに丸くたくましくなっていく背中にお悩みの方も多いのではないでしょうか。

実は、もったり背中の原因は肩甲骨の位置が崩れてしまっていることにあります。猫背などで背中が丸くなる姿勢は胸の部分の背骨(胸椎)の後弯(背骨が丸くなり前側に首が落ちる姿勢)を引き起こします。背骨が丸くなると骨の連鎖で肩甲骨が外側に広がって下にさがり、床に対してお辞儀をするように前側に倒れます。

筋肉は長い時間とっている姿勢に合わせて長さが変わるという特徴があるため、肩甲骨が外に開いて下がった背中側の筋肉は長く伸び、逆に縮まっている胸側の筋肉は縮まります。これにより背中側のボディラインはどんどん丸く、たくましく形成されていってしまうのです。

イラストAC
photo by イラストAC

セルフでできる!肩甲骨矯正

先ほど、長時間とっている姿勢に合わせて筋肉の長さが変わるとお伝えしましたが、逆に正しい姿勢で過ごす時間が長くなれば美しい背中のラインは手に入ります。

Mikiko Saito
photo by Mikiko Saito

美しい背中のラインをつくるために重要なのが、肩甲骨の位置を正しくすること。外側に開いて下がり、お辞儀したような状態になった肩甲骨を、床に対して垂直に起こし、適切に内側に寄せて持ち上げるようなイメージを持ちましょう。そうすることで肩甲骨を正しい位置にキープされる時間が長くなり、長く伸びきった筋肉が徐々に適正な長さに変化し、背中のラインもすっきりしてくるというわけです。

今回はスッキリ背中に欠かせない肩甲骨の正しい位置を手に入れることができる、セルフでできる肩甲骨矯正をご紹介します。

イラストAC
photo by イラストAC

セルフ肩甲骨矯正

<やり方>

1)四つ這いで膝の間はこぶし1個分くらい開け、つま先は返しておく。両手はマットの外につき、指先も外側を向ける。肘を軽く外側に曲げ、肘の内側のラインが内側に向くようにセットする

2)背中を長く伸ばし肘の角度は変えず、胸を落としながら肩甲骨を寄せる

3)手で床を押して胸を持ち上げ、肩甲骨の間を広げる。この時も肘の角度は変えずに行う。肩甲骨を寄せる、離すの動きを何度か繰り返す

4)肩甲骨を寄せたら、そのまま肘を更に外側に折り曲げ、みぞおちを床に近づけようとする

5)手で床を押して元の位置に戻る。何度か繰り返す

肩甲骨を寄せる時、肘の角度は変えずに行うのがポイントです。肩甲骨周りに収縮を感じたらOK。終わった後に胸が開くのを感じられたら、日常生活でもできるだけその姿勢を意識しましょう。背中のラインが変わり、肩こり解消にも効果がありますよ。ぜひやってみてください。

▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼

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齋藤美紀子

齋藤美紀子

航空会社CAなどを経験後、妊娠・出産を経てボディメイクトレーナーとして始動。「忙しい人こそ、健康で美しく」をテーマにした朝5:30〜6:00のオンラインボディメイクレッスン「早起きボディメイク」を主宰。運動したいけれど子育てや仕事で忙しく、スタジオに通う時間が取れない方に、自分の体と向き合う時間、効率的にボディメイクできる場を提供している。早起きボディメイクはライブレッスンと動画見放題で月額3000円。FTPピラティスベーシックプラスインストラクター、rfca(骨格ボディメイク)認定スペシャリスト。



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