【背中を押してもらわないと座って前屈出来ない人】壁と自重で効率よく!壁を使ったもも裏ストレッチ
膝を伸ばして床に座ると骨盤が後ろに倒れて背中が丸くなってしまうという方は多いと思います。背中を押してもらわないと座って前屈出来ない人や、座りながらのストレッチではなかなか体が柔らかくならない人にお勧めの、立って壁を使って行う簡単ストレッチのご紹介です。
長座で骨盤を起こすメリットとは?
日常生活では、椅子に座るか、床ならあぐらか正座で座れば、骨盤は起きた状態でいられます。けれど、長座ではどうでしょう。
椅子座りとあぐら、正座で座る時には使われにくい筋肉が、長座では必要な筋肉となります。
使われにくくなっている筋肉とは、太もも裏のハムストリングスと太ももサイド、お尻まわり、背中やお腹の筋肉です。股関節に関連する筋肉と姿勢を保持する筋肉が使われにくくなっているのも特徴で、長座で骨盤を起こすように意識していく事は、股関節や姿勢改善に繋がり、お腹のインナーマッスルも使われることでぽっこりお腹改善されやすくなります。
立ちストレッチが効果的な理由とは
長座で骨盤が起きにくい人は、前屈ストレッチも苦手な人が多いですが、それはどちらも使われにくくなっている筋肉が共通するためです。
中でも太もも裏のハムストリングの硬さの影響が大きいので、とても硬い人でも、座って誰かに押して貰うことでハムストリングのストレッチがしやすくなると思います。
ポイントは硬さに反発する重さ。それを自分1人で行うには自重を使うのがベスト!上半身の重さをかけて必要な筋肉を確実に伸ばせる立ちストレッチを是非お試し下さい。
Step1
脚は腰幅に開き、お尻の膨らみ分を計算してかかとを壁の少し前に付きます。
スタート姿勢はお尻が潰れない様に壁に軽くお尻が触れている状態にしましょう。
Step2
息を吸って手を腰に当ててお腹を引き上げ姿勢を正したら、吐きながら背中の姿勢を保ったまま腰から折り畳むようにゆっくりと上半身を床に向けていきます。
背中とひざの伸びが保てる所まで上半身を倒したら、背中の姿勢をキープしたまま息を吸って吐きながらひざを曲げて伸ばします。
Step3
次の吸って吐く呼吸で姿勢を正して、お腹を引き上げたまま上半身をスタート位置へ戻しましょう。
※硬い人は倒していく時に力が入りいきみやすいので、息を吐きながら上半身を倒していきましょう。
上半身が倒れる目標の角度は、頭と骨盤が同じ高さで、背中が床と平行になる位置ですが、いきなり無理は禁物です。ゆっくり角度を深めていくようにしましょう。
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AUTHOR
miyuki
ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。
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