脚を伸ばして座る「長座」や「あぐら」がツライ人がヨガするときに必ず使って欲しいモノとは

 脚を伸ばして座る「長座」や「あぐら」がツライ人がヨガするときに必ず使って欲しいモノとは
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前屈をしたいけれどもも裏が硬くて脚を伸ばして座るだけでつらい、股関節が硬くてあぐらで座るのがつらいと感じている人に、ぜひ使って欲しい物があります。家にあるもので十分なので、その使い方をご紹介します。

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座るときに大切なのは「土台づくり」

建物を建てるときに土台をしっかり作るのが大切なのと同じように、ヨガのポーズでも長座やあぐらは、全ての座位のポーズの基本になる、とても大切なものとされています。にもかわからず、座り心地の良さを感じられないと、姿勢が整っていないままストレッチやヨガのポーズをするこになるため、思うように体を動かせなかったり、本来の効果を得ることが難しくなります。

もも裏の柔軟性を高める、股関節の硬さをやわらげるストレッチなどを続ければ、長座やあぐらで座るのことは少しずつ楽になっていきますが、それまでは補助用具を使って体に違和感なく座れる状態をつくることも大切です。ここでご紹介する方法は、バスタオルやブランケット、クッションなど、家にあるもので十分対応できます。まずはしっかりとした土台を作っていきましょう。

長座のときにつらいなら

脚を伸ばして座るともも裏やひざ裏がつらい、背中が丸まってしまうなどがありがちですが、きちんとできるようになると、姿勢の改善、体幹の強化、太ももの引き締めといった効果が期待できます。

① お尻の位置を高くする

長座
Photo by Kayoko Yoshida

バスタオルやブランケットを折りたたんでその上に座ってお尻の位置を少し高くします。骨盤を立てやすくなり、もも裏の負担が軽減します。左右の座骨が均等にあたるように、骨盤の位置を整えて座りましょう。

注意:やわらかいクッションや座布団を使うとお尻が沈んで、高さがつかなくなります。硬めのものを使いましょう。

② 膝の裏をサポートする

長座
Photo by Kayoko Yoshida

丸めたバスタオルやブランケットを膝の裏にあて、膝を少し曲げた状態をつくると楽になります。
①と②両方、もしくはどちらか一方で試してみましょう。

あぐらのときにつらいなら

股関節が硬い、膝に負担を感じる人が多いあぐらでは、長座と同じように座る位置を高くすることに加えて、曲げた膝の下をクッションなどでサポートすると股関節への負担が軽減されます。丸めたバスタオルやヨガブロックを使っても良いでしょう。

あぐら
折りたたんだブランケットに座る+膝の下をクッションでサポート/Photo by Kayoko Yoshida

どのやり方でも、ブランケットは必要なだけ使って、自分に合った高さや厚みを見つけましょう。

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AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



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