【腰痛の原因は股関節?】「脚を前後に振るだけ」腰の不調改善ストレッチ

 【腰痛の原因は股関節?】「脚を前後に振るだけ」腰の不調改善ストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2022-12-18

腰痛や、痛みはないけれど腰が重だるい、または不調を改善するための運動で逆に痛めてしまった…など、腰まわりにさまざまな不調を感じている人は多いと思います。もしかしたら、その原因は股関節にあるかもしれません。腰まわりの不調を改善するには、まず硬くなった股関節をほぐして、動かしやすくすることが大切なのです。

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股関節の動きが鈍いデメリット

日常の、立って行う動作のほとんどが、股関節の動きを伴います。そのため、股関節の動きが鈍くなると様々な不調や違和感が生まれます。考えられるデメリットをまとめてみました。

●血流・リンパの滞り
●下半身の冷え・むくみ
●代謝・筋力・バランス力の低下
●下半身太り・たるみ
●足腰の衰え・ケガ・腰痛などの不調

股関節の動きが鈍いまま、トレーニングや不調改善のために運動をしようとしても、効果が出にくいばかりか、逆に痛めたり、悪化したりする可能性もあります。
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「脚を前後に振るだけ」簡単ストレッチエクサ

脚を前後に動かしながら、股関節の可動域を広げて、動きをスムーズにするエクササイズです。体幹も使われるため、全身のバランスを整える効果も期待できます。

股関節まわりをほぐすウォームアップ

まず、股関節まわりの巡りを良くするためのウォームアップから始めましょう

股関節周りをほぐすウォームアップ
イラストAC

1.脚を骨盤幅に開いて背筋を伸ばして立つ。両手を腰にあててバランスを整える

2.両膝を伸ばしたまま、お尻を前後左右に動かし、円を描くように大きく回す。左右5回程度行う

股関節の可動域を広げるストレッチエクサ

股関節まわりをほぐした後は、ストレッチしながら可動域を広げるエクササイズへ!

股間節の屈曲
photo by Reiko Sudo

1.土台、骨盤を安定させ、両手を腰にあてて姿勢を整えて立つ

2.バランスを保ちながら、右膝を曲げて床から浮かせる

3.息を吸い、腰を丸めずに背筋を伸ばしたまま、できる限り左膝を高く引き上げる。股関節をしっかり引き込んで胴体に引き寄せる

股関節の伸展
photo by Reiko Sudo

4.息を吐きながら、右膝を伸ばして脚を後ろに引く。前後に脚を振る動きを10回程度繰り返す

5.反対側も同様に行う

軸がブレてグラグラする場合は、壁や椅子の背もたれに手をついて行います。膝の曲げ伸ばしをしていますが、意識したいのは股関節です。
脚の付け根から曲げ伸ばしする動き(股関節の屈曲・伸展)がメインなので、骨盤を安定させ、できるだけ大きく前後に動かしてみましょう!

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AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。RYT200/フェイシャルヨガTTC/骨盤底筋トレーニングヨガTTC/リストラティブヨガTTC/陰ヨガTTC/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト



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