【ストレス過食をやめる方法】止まらない食欲とサヨナラ!ホルモンバランスを整える「4つのポーズ」
現代人に増えているのが、ストレス太り。ストレスが溜まると、つい食べすぎてしまう…これは食欲をコントロールするホルモンの働きが鈍っているからかもしれません。
ストレスがドカ食いを招くしくみ
ストレスが溜まると、神経物質の「ノルアドレナリン」が増加し、食べたいという欲求が増します。食べたいという欲求を抑えてくれる「セロトニン」はノルアドレナリンの影響を受け、食欲を抑えられなくなるため、食べ過ぎてしまうのです。
また、胃から分泌される「グレリン」というホルモンと、脂肪細胞から分泌される「レプチン」というホルモンとの関係も食べ過ぎと関わっていると言われています。
グレリンは空腹になると分泌されますが、心身の疲労や睡眠不足などでストレスが溜まっていると、グレリンが増加し、レプチンが減少する傾向にあります。すると、レプチンが持つ食欲を抑制するホルモンが充分に分泌されないため、食欲が抑えられなくなるのです。
さらにストレスを感じると分泌されるストレスホルモン「コルチゾール」も、過食に深く関係しています。コルチゾールが分泌されると食欲を抑えてくれるセロトニンが減少します。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれていますよね。
このように、甘いお菓子やジャンクフードがやめられなくなるのは、脳内のホルモンの分泌バランスが崩れているからかもしれません。これらを無視した状態で、無理な食事制限を行なってしまうと、ますます食欲を制御するホルモンが出にくくなり、ある日突然ドカ食いをしてしまうことに!
ストレス太りを防ぐために見直したいこと
●ゆっくりと食べる
まず食事の時間を整え、スマホやテレビを見ながら食べるなどの「ながら食べ」をやめ、食べることに集中してみましょう。ゆっくりと食べる事で満足感も得られやすくなります。
●眠る環境を整える
睡眠不足が続くと脳の働きが低下し、ストレスに耐性がなくなります。寝る3時間前には、食事を終えるようにし、夜はカフェインの入った飲み物を控えるようする、ベッドの中でのスマホを控えるなど、睡眠環境を整えてみましょう。
●こまめに動く
早歩きをしたり、エスカレーターやエレベーターを使用せずに階段を使うなど、なるべく日時的に体を動かすように意識しましょう。消費カロリーが増えることはもちろん、肥満を抑えるホルモンの分泌が増えます。
ストレスを手放すおすすめヨガ
ヨガで行うポーズと深くゆったりとした呼吸は、過度の緊張を解きほぐし自律神経の働きを調整します。 リラックスした心のバランスを取り戻すことによりストレスを解消することができます。
ストレスを感じたときに行うと効果のあるポーズを4つご紹介します。
【ガス抜きのポーズ】
疲労回復、血流改善、心身のリラックス、お腹の張りの改善などに効果的なポーズです。
仰向けになり、両膝を胸の前で抱えます。顎を軽く引き背骨を伸ばし、余裕があれば肘と肘を掴む。深い呼吸で1分目安にキープ
【魚のポーズ】
あお向けで上半身を後屈させるポーズです。胸を大きく開くため、深い呼吸へ導いていきます。気持ちが安定することやリラックス効果があります。
両膝を立て、お尻の下に手を入れ込む。肩甲骨を寄せ、胸の位置を高くし、腕を体の下に仕舞い込む
肘で床を押し、頭を持ち上げ胸を開き、頭頂を床に下ろす。深い呼吸で1分目安にキープする。
【仰向けの合蹠のポーズ】
股関節や太ももの内側を優しく緩め、骨盤周りや脚の血行を促すポーズ。自分の体重を大地に預けることで、呼吸も楽に深まっていきます。
仰向けで両膝を立て、両膝を外側へ開き足裏を合わせる。息を吸いながら両手を頭上に伸ばし、肘を曲げて肘同士を掴む。深い呼吸で1分〜3分目安にキープ。
【ワニのポーズ】
背中、肩の筋肉を和らげ、気持ちを落ち着かせるポーズです。
仰向けから左膝を立て、右側の床に倒す。左手は真横へ伸ばし、顔を左手側に向ける。深い呼吸で1分目安にキープする。反対側も行う
動画で動きを確認したい方はこちら
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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