「ご飯、食べすぎた」の直後から2時間後までにやりたいこと4つ|まずはアレをゆるめるところから

 「ご飯、食べすぎた」の直後から2時間後までにやりたいこと4つ|まずはアレをゆるめるところから
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高木沙織
高木沙織
2022-03-08

みなさん、自宅でご飯を“食べすぎた”その後はどう過ごしていますか? お腹がパンパンに張って苦しいからと、背中を丸めた姿勢になっていたり、横になっていたり、はたまた罪悪感を打ち消すために激しい運動をしていたり? 実はそれ、胃腸に負担がかかり続けるため、オススメではありません。食べすぎた後は、まずアレを緩めて、それから…。

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外食をする代わりに、テイクアウト。ときには、配達サービスを利用したりすることも増えたのではないでしょうか。

こういうときって、ついたくさん買って帰ったり、注文してしまったりするんですよね。「自炊用に」と、まとめ買いしておいた食材を使って、料理を作りすぎてしまうこともあるでしょう。

このように“家で食べる”というリラックス感も伴って、ひとり、もしくは家族・友人と食事をするとき。

「食べすぎたっ!」と、とパンパンに張ったお腹を抱えて苦しむこともあるのでは?

また、その“食べすぎた”後。少しでも楽な姿勢を取ろうと、背中を丸めたり、横になったり、なかには罪悪感から激しい運動をしたりする方もいるかもしれませんが、それでは胃腸に負担をかけ続けることになるのでちょっと気をつけたいところ。

では、食べすぎた後は、どう過ごしたらよいのでしょうか?

「食べすぎた」直後~2時間後までにやるなら…

ここからは、「食べすぎた」直後から2時間後までにやるならこれ!を紹介していきます。

①腹部を締めつけから解放する

食べすぎた後、腹部を締めつけたままでいると、胃や腸などの消化器官の働きに影響を及ぼす恐れがあるので、スカート・パンツのホックを外して緩めたり、チャックを開けたり、お腹まわりがゆったりとした服に着替えたりするとよいでしょう。

②背筋を伸ばす

お腹がいっぱいで苦しいと、背中~腰を丸めた姿勢を取ったり、横になったりしがち。ですが、そのどちらも消化活動中の胃腸を圧迫してしまうため、なるべく背筋を伸ばした姿勢で過ごすとよいです。

締めつけが強い服装&猫背の姿勢は、ダブルで消化の妨げになるので、食後すぐの時点で改めましょう。

③すぐに眠らない

胃腸は、食後すぐに消化活動を始めます。

ですが、胃の中では2~3時間、小腸の中では5~8時間と食べた物の消化には時間がかかるため(内容・量によって異なる)、食後すぐに眠ってしまうと消化活動がはかどりません。それだけでなく、寝ているあいだにも胃腸が働き続けるため、睡眠の質が低下してしまいます。

寝る時間から逆算して、「3時間前には食事を済ませるように」というのはそのためです。

④体を動かすなら、軽め&2時間後に

一概には言えませんが、食後2時間もすれば、満腹感はあってもお腹の張りや気分の悪さはやや緩和してきているでしょう。

なので、「体を動かしたい」のであれば、“食事から2時間後”というのがひとつの目安(体の様子を見て決めてください)。軽めのウォーキングやストレッチをすることで、腸内のガスを移動させたり、膨満感を和らげたりする効果に期待できるでしょう。

注意点は、腹部を強くねじったり、圧迫したり、頭よりも胃の位置が高くなったりするような動きは避けること。

オススメは、ヨガの「仰向けの英雄座」のような、体の前面を緩やかに伸ばすポーズです。

<仰向けの英雄座>

(1)正座から、ひざ下を左右に開いて「割り座」の姿勢を取る

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→注意点:左右のかかとのあいだにお尻を下ろすようにします。

 

(2)手を床につき、少しずつうしろに歩かせながら、上体を倒していく

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→注意点:両足のあいだは、拳1個分くらい開いておきます。

 

(3)ひじを床についたら、ゆっくりと上体を倒し、腕を頭上に伸ばす【呼吸を5回繰り返す】

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→注意点:腰が大きく反ってしまうと負担がかかるので、ヘソを床に下ろすように意識しましょう。背中の下にブランケットを置くか、(2)の姿勢でキープしてもよいです。

 

両ひざを曲げて上体を倒すのがツラい場合は、片足を伸ばした状態でおこなってもOK。

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「仰向けの英雄座」は、疲れた胃腸をいたわってくれるポーズ。それに加えて、体の前面の心地良い伸びからは、リフレッシュ効果も得られるため、ストレスや気持ちの沈みによる過食を防ぐ役にも立ってくれるでしょう。

食べすぎた後のアフターケアとしてはもちろん、「食べすぎてしまいそう」というときにもオススメのポーズなので、ぜひ試してみてくださいね。

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高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。



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