「太ももを筋膜リリースすると痛い!」そんな人がまず行うべき、道具不要の「カカトdeほぐし」とは

 「太ももを筋膜リリースすると痛い!」そんな人がまず行うべき、道具不要の「カカトdeほぐし」とは
photoAC

筋膜リリースという言葉にひかれ、フォームローラーを購入したものの、痛すぎてタンスの肥やしになっていませんか?無理なく使っていけばほぐすのに有効な道具ですが、痛すぎて辛い方は、まずは道具を使わずに、このほぐしから始めてみてはいかがでしょう。

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「筋膜リリースすると、めっちゃ痛い」その原因は?

フォームローラーは、近年注目されている筋膜や筋肉をほぐすのに非常に便利な道具で、お持ちの方は増えているようです。慣れてくると身体のメンテンナンスをするのに非常に有効な道具ですが、やりすぎもよくありません。

ローラーの負荷が強すぎるケース
・冷や汗が出る
・眉間にシワが寄る
・痛みで息が止まる
・痛いのに全体重をのせてしまい、痣になった

上のような、なんらかのサインが出ている時は、やりすぎだと思って良いでしょう。普段使わなさすぎ、もしくは使いすぎていて硬くなっている部分は、刺激に慣れていない、もしくは敏感になっている可能性もあります。特に、日常的に酷使していて張りやすい前ももをほぐす際は、体重がローラーにしっかり乗るため、刺激が強すぎて痛みを感じる方が多いのです。

そのような場合は、まずは道具不要で股関節も同時に使えるカカトほぐしをオススメします。前ももをほぐせるだけではなく、股関節のインナーマッスルである腸腰筋も強化できるため一石二鳥ですよ。

大腿四頭筋 イラスト
イラストAC

カカトほぐしでは、前ももの中でも特に張りやすく、痛みを強く感じやすい大腿直筋と外側広筋の間をほぐしていきます。前ももを縦に3分割したうちの外側1/3のラインが目安です。

前もも ほぐし 大腿直筋 外側広筋
photo by Yukari Takayama

体重を乗せずに自分の身体を使ってほぐしてみて、ある程度ほぐれてきてから再度フォームローラーにチャレンジされるのも良いかと思います。

前ももカカトほぐしのやり方

①両足を前に伸ばして座り、脚のつけ根を両手でさする

前もも ほぐし
photo by Yukari Takayama

②左足を引き寄せ、左カカトで右前ももの外側(大腿直筋と外側広筋の間)をほぐす。ヒザ上から脚のつけ根まで、大きく縦に往復させる。反対側も同様に行う

③最後に前もも全体を手でさする

詳しいやり方を動画で見る

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AUTHOR

高山ゆかり

高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。



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前もも ほぐし 大腿直筋 外側広筋
前もも ほぐし
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