ビックリするほど簡単【体を左右に倒すだけ】ツラい肩こりが劇的に軽くなる「体側ストレッチ」
寒くなると筋肉の血の巡りが悪くなることで新陳代謝が悪くなります。その影響で疲労物質がたまり筋肉も硬くなってしまいます。気温の低下と筋肉の硬さが原因で、肩や背中にこわばりを感じている人も多いのではないでしょうか。今回は肩こり改善のためのストレッチを二つご紹介します。
肩こりとは
首の後ろから肩や背中にかけて起こる不快な症状のことです。首まわりの筋肉がこわばって硬くなることにより、筋肉にある血管が縮まり血の巡りを悪くしてしまいます。リンパの流れも悪くなるので、疲労物質や痛み物質をうまく排出することができず、肩こりや首こりになります。特にデスクワークをされる人は、同じ姿勢を長時間続けることで上半身の筋肉が固まりやすくなるため、肩こりや腰痛になりやすいと言われています。
肩こりに関係する筋肉
僧帽筋(そうぼうきん)…首から背中にかけて広がっている筋肉。ものを引き寄せたり、首から下を固定した状態で頭の角度を固定するなど、肩甲骨を動かす働きをしています。
肩甲挙筋(けんこうきょきん)…首と肩甲骨をつなぐ筋肉。首をすくめる、顔を横に向けるときに働きます。
菱形筋(りょうけいきん)…僧帽筋よりも深い位置にあり、「小菱形筋」「大菱形筋」から構成されている筋肉。首の後ろから肩甲骨の内側につながっています。胸を開いたり、何かを引っ張ったりするときに働きます。
肩こりを放置すると起こること
肩こりをそのままにしておくと、めまい、頭痛、手のしびれ、耳鳴り、四十肩や五十肩につながることがあります。それだけでなく、肩こりが悪化すると「交感神経」が優位になり、さらに血の巡りが悪くなり顔色も悪くなってしまいます。肌トラブルなど美容にも影響が出てしまうので、早めに改善することが大切です。
体側を伸ばすストレッチ
①あぐらをかいて、両手を天井方向へ上げる。
②右手で左の手首を軽くにぎり、天井方向へ引き上げていく。
③一度息を吸い、吐きながら右側に上体を倒していく。
④30秒キープし、反対側も同じように行う。
かんぬきのポーズ
①ひざ立ちになる。
②左の脚を真横に伸ばし、右ひざと左足のかかとが一直線上になるように整える。
③左手を左ももに添え、右手は天井方向へ上げる。
④一度息を吸い、吐きながら左側に上体を倒していく。目線は斜め上方向を見る。
⑤30秒キープをする。反対側も同じように行う。
得られる効果
・肩こり防止
・ウエスト、太もものラインを引き締める
・リフレッシュ
・むくみ改善
・呼吸機能を整える
動画で確認をしたい人はコチラ
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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