【肩こり解消の近道は"背中"】血流&代謝UP!座ったままできる2つの背中刺激体操
慢性的な肩こりは、肩だけを動かしたり、もんだりするだけではなかなか改善されないもの。今回は、椅子に座ったままできる、背中にフォーカスした2つのエクササイズを紹介します。背中全体を緩めるリラックスストレッチと、肩甲骨を意識して背中を動かすアクティブなエクササイズです。肩こり解消の鍵を握るのは、実は、背中のしなやかさですよ!
背中の動きがよくなると肩こりが楽になるのはなぜ?
肩こりは、筋肉の緊張による血行不良が主な原因と考えられています。そして、血行不良は、単なる運動不足だけでなく、冷えや、精神的なストレスなどその原因は様々です。
背中には自律神経の通り道があり、実は外気に左右されず体温を一定に保ったり、血液の流れを整えたり、心が穏やかでいられるのも自律神経が正常に働いているおかげ。
背中の緊張を緩めてリラックスできると自律神経のバランスが整いやすくなり、血液の流れもスムーズに。肩まわりの筋肉も徐々に緩みます。緩めた後に背中の筋肉をしっかり使うことで、代謝もUP!背中がしなやかに動くようになり、全身の血行不良が改善され、肩こり緩和に繋がるのです。
背中にフォーカス!肩こり解消ストレッチ&エクササイズ
①背中全体を緩める血流UPストレッチ
やり方
1.椅子に座り両手を体の前で組む
2.肘を軽く曲げ、背中を丸めながらおへそをのぞき込むようにして体を前に倒す
3.腕を斜め下に軽く伸ばし、上半身を左右にゆらゆら動かす
ポイント
肩の力を抜き、呼吸を止めずに行います。体の動かし方は自由です。どちらかで止めてもOK!気持ちよく背中全体が緩んでストレッチできるところを探してみましょう。
②背中の筋肉を使う代謝UPエクササイズ
やり方
1.椅子に座り肘を90度にして腕を体の横にぴったり添わせる。手のひらは、上向きにしておく
2.息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら肘を軽く後ろに引く
3.腕を後ろに引いたところで肘下を外に開く
4.2~3回呼吸をキープしてから元に戻る。5回程度、繰り返し行う
ポイント
腰が反らないように背筋を伸ばして座ります。お腹も縮めずに、伸ばしたまま軽く引き込んでおきましょう!
肘を引く時、肘下を開く時は、大きく動かそうとせず、肩がすくまないところまででOK!胸を開き、肩甲骨を背骨に寄せながら行います。肩甲骨から動かすイメージです。
背中をしっかり使うエクササイズなので、脇が開いてしまうと十分な効果が得られません。脇を締め、肘を体側に添わせたまま行うことが効果を高める大切なポイントです。
体の内側に目を向けてみよう!
ストレッチやエクササイズは、体にダイレクトに現れる不調を軽減するだけでなく、自律神経など体の内側にもアプローチできると言われています。コツコツ積み重ねることで、血流や代謝が促進され、気になっていた肩こりも少しずつ和らいでくるはずです。ぜひ、体の内側にも目を向け、じんわり熱が生まれる感覚も楽しみながら続けてみましょう!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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