首が短く見える原因「もっこり肩」を撃退!理学療法士が教える、首回りのもっこり解消ストレッチ3選
首回りが出る洋服を着たときに、首から肩にかけてがもりあがった状態である「もっこり肩」が気になったことはありませんか?今回はこのもっこり肩の原因と自宅でできる簡単ストレッチをご紹介させていただきます。
「もっこり肩」の原因
もっこり肩の一番の原因は「姿勢」にあります。
特に猫背姿勢になっていると、巻き肩姿勢となり首〜肩に付着する「僧帽筋」が引っ張られて、もりあがってしまうのです。
僧帽筋
僧帽筋は上部線維・中部繊維・下部繊維と3つに分かれています。もっこり肩の原因となるのは、僧帽筋の特に「上部繊維」の部分です。僧帽筋上部繊維は頚椎〜鎖骨の外側1/3つまり、首の後ろ側から胸の外側に付着しています。巻き肩姿勢は、肩関節が内旋している(内側に捻れている)状態なので、僧帽筋上部繊維が引っ張られて「もっこり」してしまうのです。
「もっこり肩」を放っておくと
肩こり、首こりに繋がる
もっこり肩は僧帽筋の上部繊維が常に引っ張られて負荷がかかっている状態なので、痛みが生じやすくなってしまいます。
常に首や肩が張っているような感覚がある人はもっこり肩が痛みの原因である可能性があります。
首が短く見える
巻き肩、猫背姿勢では頭も前に出た姿勢を取りやすいです。頭が前に出て、肩が上がっている姿勢では首が短く見えてしまいます。
太って見える
もっこり肩は背中や肩が広く見えやすく、太って見えます。デコルテが出る洋服が似合わなくなってしまったり、後ろ姿が老けて見えてしまうというように見た目に様々な悪影響を及ぼします。
「もっこり肩」解消ストレッチ
①大胸筋ストレッチ
肘と肩を90°に曲げて壁に当てます。胸の前側を壁に近づけて、身体をひねります。
胸の前側の筋肉が伸びているのを感じて、じんわりストレッチを行います。
②ラッドプルダウン
両手をはの字に広げて上げます。
肘を曲げながら脇を締めます。
視線は正面に向けたまま、肩甲骨を後ろ側で寄せ合うイメージです。
③背中トレーニング
身体の後ろで手を組みます。
肘を伸ばしながら上に持ち上げます。
この時に視線が下に落ちないように気をつけましょう。
詳しいやり方は動画をご覧ください
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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