【前屈が苦手な人必見】柔軟性を気にしなくていい、ぐっすり眠るための「前屈ポーズ」
心身の疲れをやわらげて心地よく眠るために夜ヨガはおすすめですが、様々なヨガポーズの中でも前屈系のポーズは夜ヨガにぴったり!体の硬さが気になって苦手意識を感じる人でもやりやすい方法をご紹介します。
寝る前に心身を落ち着けるポーズは?
夜に家で体を休めていても心がまだ落ち着いていない…ということはありませんか?スッと眠れるようにするには、日中に活発になっていた交感神経の働きを抑え、副交感神経の働きを活性化させていくことが大切です。
ヨガの前屈系のポーズには日中に高ぶった神経を落ち着かせ心を徐々に沈めていく効果があります。前屈はもも裏がつらくて上半身を倒せないなど苦手意識を持つ人が少なくないポーズですが、やり方を変えることで体の余分な力みが取れて楽になります。
クッションや椅子、壁などを使い体に余計な緊張や違和感がない楽な体勢で、心身ともにリラックスへと導いていきましょう。
座位の前屈(パスチモッタナアーサナ)
体をぺたんと二つ折りにする必要はありません。クッションや椅子など道具に頼りましょう。
クッション・枕などを使う
伸ばした両脚の上にクッションなどをおき、その上におでこや胸を乗せ、上半身をあまり深く倒さずに前屈姿勢をとります。折りたたんだブランケットやクッションの上に座ると上半身を楽に倒せます。
椅子を使う
椅子の座面に向かって座り、おでこと前腕を座面に載せます。
両脚を伸ばすのがやりづらい場合は、片脚ずつを伸ばして前屈するジャーヌシールシャーサナもおすすめです。
立位の前屈(ウッタナアーサナ)
立位の前屈では頭が心臓の位置よりも低くなるので逆転のポーズの要素も含まれ、心を落ち着ける効果が期待できます。ももの裏がつらくならないよう必要なだけ膝を曲げ、上半身の力が抜けるようにしましょう。
壁を使う
やり方
1)壁を背にして立ち、足を腰幅程度に開く。
2)お尻を壁につけて膝を曲げながら上半身を倒し、反対の肘をかかえるか、両腕をおろして手を床の方へ。
3)上半身と頭の重さに身をまかせ、背骨が長く伸びているような感覚を味わいながらゆったりと数回呼吸を続ける。
椅子を使う
やり方
1)椅子の座面に向かって立ち、足を腰幅程度にひらく。
2)膝を曲げながら上半身を倒し、おでこを椅子の座面にのせ、反対の肘を抱えた前腕も座面にのせる。
3)必要に応じて、椅子と足との距離、足と足の距離、膝の曲げ具合などを調節する。
4)楽な体勢ができたらゆっくりと呼吸を続ける。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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