【安眠のためのヨガ】100均でも買えるヨガブロックを使うと効果アップ「橋のポーズ」
ヨガの橋のポーズは胸を開いたり下半身を強化するだけでなく、リラックスにかかわる副交感神経にも働きかけます。ヨガブロックを使った橋のポーズは寝る前におすすめのヨガポーズのひとつですが、どうしてリラックス効果があるのでしょうか?
よく眠れるためにアプローチしたい「仙骨」
心身がリラックスして、お休みモードになっている時に優位に働く副交感神経は、腰の下にある仙骨と脳幹部分から始まっています。そのため、仙骨を温めたり、ヨガのポーズでやさしく刺激を与えて副交感神経の働きを促すことは、気持ち良く眠るための方法のひとつです。
ブロックを使う橋のポーズは仙骨を刺激するだけでなく、自力でお尻を持ち上げ続ける必要がないので、頑張らずに楽にやりたい寝る前のヨガにはピッタリです。ここで使うヨガブロックは100円ショップなどで買える廉価版でも対応できるのでおすすめです。
まず準備ポーズから
橋のポーズは体の前面を開くので、準備としてキャット&カウのポーズで背骨全体をしなやかに動かしておきましょう。日中に凝り固まりやすい肩や腰まわりのストレッチとしても効果的です。
やり方:
1. 四つ這いになって肩の下に手首、腰の下に膝がくるように位置を整える。両手は肩幅、両膝は腰幅に保つ。手は五本の指をしっかり広げて、手のひらと指の腹で床を捉える。
2. 息を吐きながら手のひらでしっかり床を押して背中を丸めていき、あごをひいて尾骨を引きいれる(キャットポーズ)。目線はおへその方へ。
3. 息を吸いながら背骨を少しずつ反らせて目線を斜め上に、尾骨を斜め後ろに向ける(カウポーズ)。
4. 吸う息と吐く息の長さを揃え、動きと合わせて数回繰り返す。
ブロックを使った橋のポーズ
背骨が動き、上半身がほぐれたところで橋のポーズにトライしましょう。
やり方:
1. 手の届くところにブロックを用意する。仰向けになって両膝を立て、かかとをお尻の方に近づけて足を腰幅に開く。あごを引いて後頭部と両肩を床に安定させる。
3. 足の裏で床を踏んでゆっくりとお尻を上げ、仙骨の下にブロックをあて、両腕を胴体の横におき、軽く目を閉じて呼吸を繰り返す。
5. 終わったら軽くお尻を持ち上げてブロックを外し、背中をゆっくりと下ろしていく。
6. 両膝を抱えて少し休む。
ブロックの高さは3段階に調節できるので、自分にあった高さを選びましょう。
仙骨部分を意識してゆったりとポーズを楽しんで、穏やかな心と体で眠りにつけるようにしましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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