知らなきゃ損!?【ヨガブロックの活用術】ポーズ補助だけじゃない「呼吸を深める」ブロックの使い方
みなさんは、ヨガブロックをどのように使っていますか? ポーズのサポートアイテムとして使えば、ポーズ強度を上げたり柔軟性を高めたりできますよね。今回はヨガブロックを使った「呼吸を深める」方法を紹介します。
ヨガブロックは強い味方!
ヨガを学び始めるときに、ヨガマットや関連ツールを一緒に揃えた人も多いのではないでしょうか。その中でも、ヨガの練習に欠かせないのがヨガブロックです。ポーズのサポートをするための補助具で、柔軟性が必要なポーズの際に手を置いたり、バランスポーズで安定性を高めるために使用したりします。
高さは3段階に調節可能
置き方次第で3段階に高さを変えられるので、自分に合った体勢でポーズをキープするのに最適です。アライメント(関節や骨の並び)が崩れると呼吸がしづらく余計な力が入ってしまい、本来のポーズの効果を高めることができないため、ブロックを使用してアライメントを整えることはすごく大切です。
呼吸のしやすい身体になるための、3つのヨガブロック活用法
今回はヨガブロックを使って上半身をほぐす方法をご紹介。3つのポーズは緊張を緩和し、深い呼吸がしやすくなる効果があります。胸まわりや肩甲骨周辺にアプローチして呼吸のしやすい身体に整えましょう。リラックスしたい時や寝る前にぜひトライしてみてください。
天使の羽を広げるポーズ
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ヨガブロックをミドルまたはローの高さにセットする
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うつ伏せになり、額をブロックの上に乗せる
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一度頭を持ち上げて、肩の付け根から腕を曲げ、深く両腕を交差させる
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交差した手の甲を床につけ、額をブロックに乗せて5呼吸キープする
うつ伏せで腕を交差させることで、背中の緊張やこりを軽減する効果があります。頭や肩の力を抜き、リラックスした状態で背中にゆったり呼吸を送りましょう。
子犬のポーズのバリエーション
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ヨガブロックを2つ用意し、ともにミドルの高さにセットする
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四つ這いの姿勢から、両ひじをそれぞれのブロックの上に置く
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胸の中心を床に近づけつつ、膝の真上にお尻が来るように位置を調整する
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頭の上で合掌し、身体の前面の伸びを感じながら5呼吸キープする
子犬の伸びのポーズでもお腹の前面の伸びを感じることができますが、ブロックを使い高さを出すことにより、さらに上半身が伸びやすくなります。また、二の腕や脇の下のストレッチも深まるので、鳩王のポーズを行う前の前段階のアーサナとしてもおすすめです。
魚のポーズのバリエーション(軽減法)
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ヨガブロックを2つ用意し、ミドルとローの高さにセットする
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ミドルのブロックを肩甲骨の間に置き、ローのブロックの上に頭を乗せる
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両膝は立て、腰に負担がかからないよう注意しつつ、両手は広げて楽な場所に下ろす
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胸を膨らませるように呼吸しながら1分間ほどキープする
胸の中心を引き上げて開きつつ、肩の力を抜いて呼吸することで余分な緊張を手放す効果があります。ブロックに頭を乗せることで喉周りの伸びは軽減することができるので、通常の魚のポーズで呼吸がしづらく感じる方におすすめです。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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