【前屈がみるみるうちに深まる】もも裏のストレッチだけではダメ?神経反射を利用した腸腰筋ヨガトレ
ヨガのポーズでたくさん出てくる前屈。「もも裏の硬さをどうにかしたい!」とストレッチをしているけど、なかなか変化が感じられない...そんな方にオススメな、神経の反射作用を利用したみるみる前屈が深まる「腸腰筋ヨガトレ」をご紹介します。
もも裏のストレッチだけでは前屈が深まらない?
前屈に苦手意識のある方は、もも裏の柔軟性を高めるストレッチを実践しているのではないでしょうか?
こつこつストレッチは続けているけど、なかなか前屈が深まらない…そんなお悩みを持つ人は、硬くなっているもも裏の筋肉と反対側にある「腸腰筋」の筋力低下が起きている可能性を見逃しているかもしれません。
腸腰筋の筋力UPで効率的に前屈が深まる!覚えておきたい「神経反射」とは
そもそも筋肉は、ある方向に体を動かす筋肉「主働筋」と、ペアになって働く「拮抗筋」があります。
たとえば前屈の動きを行う場合、股関節を曲げる主働筋である腸腰筋が収縮し、拮抗筋である裏側のもも裏がゆるむ。このように、力を入れて筋肉を収縮させると、反対側の筋肉がゆるむという神経反射のことを「相反神経抑制」と言います。
今までストレッチだけでは変わらなかった人も、この「相反神経抑制」を使うことで、もも裏の柔軟性だけではなく、腸腰筋の筋力アップが同時に実現でき、筋肉のバランスが整うことで前屈がみるみる上達していくはず!
今回は、この神経反射を利用した腸腰筋ヨガトレをご紹介します。
【前屈が一瞬で深まる】神経反射を利用した「腸腰筋ヨガトレ」
《やり方》
〈準備〉
ヨガブロック2つもしくは分厚めの本を重ねて代用もOK。肩の下に用意したヨガブロックor分厚めの本をセットします。
1.片足を前に出したポジションからスタートします。肩甲骨の間が落ちないように気をつけます。
2.肩甲骨からブロックを真下に押し、足をマットから1ミリほど浮かせます。膝を伸ばしたまま股関節を引き込みながら、脚を後ろへ運びます。後ろに引く際、足裏がマットに触れないように注意しましょう!
3.脚を元のポジションに戻します。この時も膝は曲げないのがポイント!脚の付け根の筋肉を使いながら、ゆっくり脚を前に運びましょう。
《動画でやり方を確認したい方はコチラ》
この動きを左右それぞれ5回を目安に行いましょう。
慣れてきたらブロックの高さを低くしたり、回数を8~10回に増やしてチャレンジしてみて下さいね!さらに効果を上げたい方はこちらの投稿も併せてチェックしてみてください。
なかなかもも裏のストレッチだけで変わらなかった方も、神経反射の作用を利用して効率よく前屈を深めてヨガを楽しみましょう!
AUTHOR
津村早紀
営業職としてストレス過多で違和感を抱えながら働く日々の中で、ヨガを通して心のゆとりを取り戻し、自分の心に素直に生きる心地よさを体感し、インストラクターの道へ進む。現在は働く女性の「カラダを変えたい」&「ストレスフル」を解決すべく骨格矯正の要素を取り入れたボディメイクヨガとマインドフルネス瞑想を掛け合わせた【ナチュラルボディメイクヨガ】を考案。心と身体を両方バランスよく整え、しなやかな「自分軸」を育み、自分らしく生きる方法を発信している。オンラインや都内スタジオを中心に活動中。
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