【40代からの骨盤調整】腰の疲労を改善してさらに柔軟性をアップさせる魔法のポーズ
年齢を重ねるにつれ、日常の癖からくる歪みによる不調に悩まされることが増えてきます。座る時についつい足を組んでいませんか?長年の習慣により骨盤が傾き、腰の奥のインナーマッスルである腰方形筋にストレスがかかっている可能性が高いです。
骨盤を正しい位置に保つ「腰方形筋」とは
腰方形筋は、骨盤から肋骨・腰椎に付着して骨盤を正しい位置に保ち背骨を安定させるのに大切な役割を果たすインナーマッスルです。
腰椎の両側に左右対称についているこの筋肉は、同じ足を組む癖があると左右で筋力差が出やすくなってしまいます。
すると、骨盤の高さが左右で異なる「傾きタイプ」の骨盤の歪みが生じる可能性があります。
この筋肉が硬くなってしまうと腰痛を引き起こす原因の一つにもなるため、骨盤調整と腰痛改善のためにも腰方形筋の状態は良くしておきたいですね。
そこで、今回は筋肉を伸び縮みさせることにより腰方形筋の疲労を取り、しなやかな状態に導く「稲穂のポーズ」をご紹介します。
骨盤につながる脇腹、内もも、もも裏の筋肉や肩甲骨周辺もストレッチされ股関節や背骨の柔軟性も高めることができるため、硬くなりやすい大人の体にうれしい効果が盛りだくさんです。
腰の疲労を改善してさらに柔軟性をアップさせる魔法のポーズ
やり方:
・あぐらの姿勢から左足を横に伸ばす
・右の太ももに左手をそえ、右手は後方の床について背筋を伸ばしたまま上体をねじる
・右手を天井に回し上げて腕が耳の横にきたら、そのまま左足に向かって上体を倒して数呼吸キープする
・伸びをさらに深められる場合は、左手を右ももから解放して左足の内側につくか左足の裏をつかみ、胸を開いたまま側屈を深めていく
・反対側も同様に行う
無理に体を倒そうとしてお尻が床から浮かないようにしましょう。
ポーズの効果を最大限に引き出すためには土台の安定が大切です。
詳しいやり方を動画で見る
このポーズは体の様々な筋肉を伸び縮みさせることができるため、左右差を実感しやすいです。誰もが大なり小なり左右差は必ずあることを受け止め、左右差に気づけた場合は得意な方を先に行ってから苦手な方をよりじっくり行うことで徐々に左右差が少なくなっていきます。
このポーズを行うことで呼吸機能も向上してリラックスできるため、是非日課にしてみてくださいね。
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く