子どもの運動不足にはヨガが有効!理由と「子どもがやってはいけないポーズ」は?理学療法士が解説

 子どもの運動不足にはヨガが有効!理由と「子どもがやってはいけないポーズ」は?理学療法士が解説
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堀川ゆき
堀川ゆき
2022-03-16

幼児期に必要な1日の運動時間は60分以上ですが、それに満たない運動不足の子どもが増えています。キッズヨガ親子ヨガで、手軽に運動不足を解消しませんか? 理学療法士の堀川ゆきさんが、子どもがヨガを行う上での注意点や避けるべきポーズを解説します。

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子どもの深刻な運動不足問題

この数年コロナ禍の影響もあり、子どもの運動不足を気にしている保護者が少なくありません。
厚生労働省によると、現在の子ども達は、
・身体活動量の低下
・体力の低下
・小児肥満の増加
・テレビゲームなどの非活動的余暇時間の増加
・夜型生活と生活習慣との関連

などの問題点が報告されています。

また、子どもの身体活動量低下の原因として、
・交通手段の発達
・外遊びの減少
・テレビゲームなどの非活動的に過ごす時間の増加

が指摘されています。

また、文部科学省の『幼児期運動指針ガイドブック』によると、
「幼児は様々な遊びを中心に、毎日、合計60分以上、楽しく体を動かすことが大切です!」
とあります。
幼児期運動指針のポイントとして、
1.多様な動きが経験できるように様々な遊びを取り入れること
2.楽しく体を動かす時間を確保すること
3.発達の特性に応じた遊びを提供すること

の3つを掲げています。

子どもの身体活動は、心身の健全な発育のために重要です。また、身体活動を通じて社会性の発達が期待できることにも注目すべきです。特に小児期は、健康のために良い習慣を定着させる重要な時期でもあります。

子どもの運動不足にヨガは有効?

キッズヨガ」や「親子ヨガ」があるように、ヨガは大人だけでなく子どもにとってもとても気軽で良い運動になります。ヨガには筋トレ・ストレッチ・バランス能力など、子どもに必要な運動要素が充分に備わっています。ヨガを子どもの運動不足解消のためのツールの一つとして是非活用してほしいと思っています。

しかし、実は子どもにとって負担となってしまうポーズがあることを知っていますか?子どもに必要な運動と、大人に必要な運動は大きく違うことに注意しなくてはいけません。

今回は子どもがやっては行けないヨガのポーズを紹介したいと思います。私たち大人が子どもの頃、体育や部活動で当たり前に行っていた運動が実は危険なことに驚くかもしれません。子どものために安全かつ効果的にヨガを取り入れられるように、NGポーズを知っておきましょう。

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AUTHOR

堀川ゆき

堀川ゆき

理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。滋賀県出身。 モデルやレポーターとして活動中にヨガと出会い、2006年に単身渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在慈恵会医科大学附属病院ペインクリニックで勤務する。慶應義塾大学大学院医学部博士課程在学中。公認心理師と保育士の資格もあわせ持つ、二児の母。 2023年に出版の著書『理学療法士がすすめる ウェルエク-Exercise for Wellness-ウェルネスのためのエクササイズ 究極これだけやれば!身体万全』好評発売中。 https://amzn.asia/d/h3P5HRy



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