【側屈ストレッチの正解】そのストレッチじゃ効果半減?脇腹から脇の下までをしっかり伸ばすポイント

 【側屈ストレッチの正解】そのストレッチじゃ効果半減?脇腹から脇の下までをしっかり伸ばすポイント
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ヨガやストレッチで脇腹から脇の下までが何となくではなくしっかりと伸びている実感を得られていますか?伸ばすために大切な2つのポイントをチェックしてみましょう。

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脇腹からしっかり伸ばすと?

体を脇腹から伸ばすと腹斜筋(脇腹の筋肉)や前鋸筋(肋骨の側面から肩甲骨をつないでいる筋肉)などがストレッチされて次のような効果が期待できます。

・呼吸が深まり、自律神経が整う
・猫背など姿勢の改善
・肩こりの解消
・お腹まわりの引き締め

シンプルな動作ですが効果をアップさせるために大切なポイントをおさえながらストレッチをしてみましょう。

ストレッチ
Photo by Christopher Campbell on Unsplash

ポイント① 真横に倒れている?

上半身を横に倒しているつもりでも斜め前に倒れていることがあります。この状態では背中の伸びはある程度感じられますが、体の真横の伸びは十分ではありません。

体側を伸ばす
体が斜め前に倒れる(左)よりも真横に倒す(右)と伸びが深まります

お腹と胸、目線を正面に向けたまま、上半身を丁寧に真横へと倒していきましょう(目線はあげた手の指先に向けてもOK)。

ポイント② 土台は安定している?

真横に倒れる他に気をつけたいのが土台を安定させること。体を倒しているうちに片方のお尻に体重がかかり、腕を上げている側のお尻がほんの少し床から浮きそうになっていませんか?土台が安定していなければ上半身が真横に倒れていても伸びの効果は減ってしまいます。

体側ストレッチ
上半身は横に倒れても土台(お尻)は左右均等に

安定させるために ①

あぐらをかいたら(または椅子に座ったら)左右の座骨で均等に床を捉えるところから始めます。必要であれば体を軽く左右に揺らして座骨を安定させ、尾骨から頭頂までの体の中心線を感じましょう。

あぐら
Illustration by illust AC

安定させるために ②

体を深く倒すことよりもお尻の安定を優先させます。斜め上に伸ばす腕につられてお尻が浮かないように、腕を上げた側のお尻は床を押し続けるようにしましょう。

座位以外のポーズでも同様に

体の脇ストレッチ
Photo by Yoga Journal US

門のポーズ(写真左)では立てた膝で、体の脇を伸ばすポーズ(写真右)では伸ばした足の裏全体で(特に足の外側を意識)しっかりと床を押し続けて真横に倒れることで伸びがぐんと深まります。

シンプルな動きのため「ただ腕をあげて体を倒している」になりがちですが、このふたつのポイントを心がけて脇腹から脇の下までがしっかりと伸びている様子を感じてみてください。

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AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



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