寒い季節に起こりやすい血行不良|体にどんな影響が?改善するためにできることは?
寒い時期におこりやすい血行不良。血液の役割をおさらいして血流の良い体づくりをしていきましょう。
血液の役割
私たちの体内を流れる血液は摂取した酸素や栄養素を全身の細胞に運んだり、二酸化炭素や老廃物を体外に排出するために腎臓や肝臓に運ぶ働きがあります。
血行不良になると運ばれるべき酸素や栄養の量が減り、排出されるはずの老廃物が体内にたまりやすくなってしまいます。
脳に届く酸素や栄養素が減れば頭痛に、肌に届かなければくすみや乾燥、体の末端に届かなければ冷え性、老廃物が排出されにくくなると下半身がむくむといった様々な不調がおこりやすくなります。
血行不良の原因
水分不足
体内の水分が減れば血液中の水分も減り、粘度があがって血液の流れが滞ってしまいます。そして冬は夏の暑い時に比べると水分の摂取が減りがちなので意識的にとることが大切です。白湯は内臓が温まることでも血行が促進され、老廃物が排出されやすくなり、内臓機能そのものも高まることが期待できるのでおすすめです。
糖質・脂質の取り過ぎ
冬にると甘いものやこってりしたものを食べたくなることがありますが、糖質や脂質は血液の粘度をあげる原因となるので食べる量には気をつけましょう。
運動不足
体を動かすことも全身の血行促進には欠かせません。特に心臓から離れた足元の血液を心臓に戻すためには第二の心臓ともよばれるふくらはぎの筋力が重要になってきます。また、低い位置にあることが多い足を心臓の位置よりも高くすることで血流の改善、むくみの予防や解消もできるので、ストレッチやヨガで体を動かすようにしましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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