寒い夜&末端冷え性に【血流を促進してぐっすり快眠】「股関節伸ばし」のヨガのポーズ
12月も半ばに入り気温もぐんと下がり、夜に布団に入っても手足が冷えて中々寝つきにつけないという方も多いのでは? 寝る前に股関節を伸ばして血流を良くしてぐっすり眠れるヨガのポーズをご紹介します。
辛い「末端冷え性」の原因は?
寒い冬になると、ある程度の手足の冷えを感じることは当然のことですが、外の気温によって手足の冷えを感じる程度ではなく、慢性的に手足が冷えているという場合を末端冷性と言います。本来、私たち人間は体温が大きく変動する動物ではなく、気温が変化しても血液の量を調整したり、汗をかいたりして体温を一定に保とうとする力が備わっていますが、冷え性の方は体温の調整機能がうまく働いていない状態です。どのような原因が考えられるのでしょうか?
●自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活などで自律神経のバランスが乱れると、体温調整がうまく機能しなくなります。また、室内は暖房等で暖かく保たれていますが外が冷えていることで急激な温度変化によって自律神経のバランスが乱れてしまうのです。
●血液の循環が悪い
私たちの体は、重要な臓器が集まる体の中心部は一定の温度を保とうとする働きがあります。寒くなると生命維持のために必要な臓器に血液が集まってくるために、末端の手足のは血液が行き渡りにくくなり、手足の冷えに繋がります。
●筋肉量が少ない
女性は男性に比べて筋肉が少ないため、筋肉運動による発熱や血流量が少ないことも、女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。また、女性だけではなく、運動不足の人も筋肉量が少ないため、冷えやすくなります。
末端冷え性が緩和!股関節伸ばしのポーズ
股関節、太ももの付け根には足の中で一番大きな鼠蹊部リンパ節や太い血管が集まる場所なので、冷えに悩む方には特にケアしていただきたいポイントです。また、ご紹介するポーズはお腹周りを伸ばし刺激することで、体の中心部を刺激することで血液の循環を全身に促し、胸を開くことで、呼吸が深くなり自律神経のバランスを整えてくれます。
おやすみ前に行うことで、体が温まりぐっすり眠りにつけるので是非行ってみてくださいね。
〈やり方〉
①うつ伏せになります
②右足を横へ開きます
③肘を肩の下につき、胸を開きます
④ゆっくり呼吸
※反対も同様に行いましょう
Instaguram:yuki.nakamura.yoga
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く