チャンティングとは
chanting(英)

チャンティングとは詠唱、マントラ(mantra)を唱えること。 マントラは、日本語で真言と訳される。

インドのサンスクリット語のマントラが中国に渡り、漢文に訳され、日本に渡ってきたものが真言(お経)である。サンスクリット語は、宇宙の波動を感知する ことができた聖者が、その波動を音(言葉)として表したもので、そのため神そのものとして扱われ る。その言葉を纏めたものがインド最古の文献であるveda(ヴェーダ)である。

mantraは、
manas(五感の情報を得て、物事を判断したり、考えたりするマインドの働き)
trāṇa(守る、解放する )
という2つの言葉が組み合わさった言葉である。

mantra yoga samhita(マントラヨーガサムヒター)では 、マントラを下記に定義づけている。
mananāt trāyate iti mantraḥ
mananāt ...それを完全に理解することで、それと一体となることで
trāyate ...守ってくれるもの、自由にしてくれるもの
iti mantraḥ...それがマントラである

サンスクリット語で詠唱することをチャンティングというが、その中でもveda(ヴェーダ)の詠唱のことを、「veda adhyayanam」(ヴェーディックチャンティング)という。

vedaは神の音として扱われるため、たくさんのルールが定められており、そのルールに乗っ取り、音を変えることなく正確に唱えることが求められる。全ての意識をそのルールに留めて唱えることにより、神の波動と一体となる、自己の源へと向かっていく、つまり神と一つとなることができると、考えられている。

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