あなたは「自律神経が乱れやすいタイプ」?自律神経が乱れる理由とバランスを整える方法
自律神経は、消化器や呼吸器、循環器などの働きを整えるために24時間働き続けてくれている神経です。 自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、この2つの働きのバランスが乱れることで、様々な不調を引き起こしやすくなります。 季節の変わり目や梅雨時期、寒暖差の大きい環境で乱れやすいですが、がんばりすぎる現代人は乱れやすい傾向にあります。今回は、自律神経の整え方をお伝えします。
自律神経のバランスが乱れやすいタイプとは
自律神経のバランスがみだれやすい人の特徴として、「がんばりすぎる人」が挙げられます。不規則な時間に働いていたり夜遅くまで働いている人、育児や介護で睡眠時間や息抜きの時間を削っている人、根を詰めて何かに取り組んでいる人、忙しすぎてリラックスする時間が取りにくい人、などは自律神経のバランスが乱れやすい傾向にあるのです。つまり、多くの現代人に起き得る不調です。以下に自律神経のバランスが乱れる代表的な原因をご紹介します。
不規則な睡眠時間や食生活
私たちの体は、生活リズムが乱れると自律神経のバランスも乱しやすくなります。昼夜逆転、睡眠不足などの不規則な生活、食事の時間帯がバラバラだったり食事を抜いたりする不摂生に心当たりがある場合は注意が必要です。
精神的なストレス
仕事や私生活などでの様々な悩みやプレッシャーからくるストレスによって自律神経のバランスは乱れやすくなります。
身体的なストレス
過労など活動時間が長いことで身体に負担をかける身体的ストレスはもちろんのこと、気温差にさらされたり、光刺激だったり、怪我などの身体的ストレスによっても自律神経のバランスは乱れてしまいます。
女性ホルモンの乱れ
思春期に女性ホルモンが乱れたり、更年期に女性ホルモンが急激に減ることでも自律神経のバランスが乱れてしまいます。
自律神経が乱れることによって起こる症状
自律神経のバランスが乱れることで起こる症状は人によって様々ですが、以下のような不調が起こりやすくなります。代表的な症状を挙げますので、ご自身に当てはまるものがないか確認してみましょう。
・不眠、もしくは眠りが浅い
・胃腸の調子が悪い
・動悸やめまい
・不安感やいらいら
・倦怠感
・頭痛
・肩こり
・喉の渇き
・頻尿
などなど
自律神経を整える方法3つ
1. 心身ともに休める時間をつくる
日々忙しく過ごしている人は、合間にひと息つく時間をつくるようにしましょう。一区切りついたところで外の空気を吸ったり、落ち着く飲み物を飲んだりして、張り詰めて過ごす時間だけにせずリフレッシュしましょう。夜には、帰宅してすぐに寝るのではなく、就寝前にリラックスして過ごす時間を取るようにしましょう。休日には自然の中に身を置いたり、散歩をするなど、ゆったり過ごすことをお勧めします。
2. 規則正しい生活を心がける
睡眠と食事の時間を整え、体内時計を整えましょう。特に、起床時間を一定にすることをお勧めします。就寝時間が遅くなったり、平日に忙しいと、土日の朝は遅くまで寝ている方も多いかもしれませんが、体内時計が狂ってしまうため、起床時間をずらさないようにしましょう。
3. ヨガやストレッチなど適度な運動をしましょう
就寝前などに簡単なストレッチをしたり、寝起きに体が目覚める程度に動いてみたりして、リラックスしたり血流を促したりできるのがヨガやストレッチです。体のこりが気になるまま過ごさず、ほぐしてあげることで睡眠の質が高まり、日中も過ごしやすくなりますので、疲れている時ほどほぐしておきましょう。以下の動画を見ながら動いてみましょう。運動不足な方でもできる内容ですので、気軽にお試しください。
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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