【ヨガ指導者向け】自主練習をおろそかにしがち?ホームプラクティスを大事にすべき3つの理由
ヨガティーチャーとしてホームプラクティスを育むことが重要な3つの理由は次のとおりです。
ホームプラクティスは生徒としての自分への投資
良いヨガティーチャーになるには、まず良い生徒でなければなりません。これに尽きます。実際のところ、自分が実践していないことを生徒に教えることは単純にできません。繰り返しますが、これはヨガ全般に当てはまります。伝統的なアーサナを実践している場合でも、ヨガの教科書を学んでいる場合でも、マインドフルネスを探求している場合でも、生徒であり続けることは、好奇心に身を捧げることを意味します。ホームプラクティスにコミットすると、プラクティショナーになることが何を意味するか、もっと深く純粋に理解することができるでしょう。強さ、忍耐、思いやり、やり抜く力、優雅さなど、プラクティスを通して得たツールは、あなたの指導内容にも反映されるでしょう。また、生徒たちも同様、ツールを育むスペースを得る支えとなります。
忘れないで:生徒にシェアする前に、自らのプラクティスをしっかり習得し、自分のものにする必要があります。そうでなければ、ただの受け売りです。あなた自身のためのプラクティスとあなたの指導方法は、より確かなものでしょう。たとえば、新しい瞑想のテクニックを試して、それを指導するのに十分時間をかけてよく理解してから、指導を行います。
プラクティスの大半は最終的に生徒に役立ちますが、飛行機の酸素マスクのように、他人を助ける前に、自分のニーズに対応する方法を学ぶ必要があります。さらに、ティーチャーとして、自分の多くの部分を生徒に与えるため、枯渇しているとか、刺激がないように感じることがあります。ホームプラクティスでは、ティーチャーの自分を忘れて、自分自身に投資しましょう。この投資はあなた自身を深め、エネルギーを再チャージし、あなたの教えを刺激します。
ホームプラクティスは自信を育む
自分への信頼を育むことは、自分の指導法に自信を持つ上で重要なことです。たった一晩でいきなりヨガティーチャーとしての役割を果たすことはできません。生徒から自分の指導に安らぎと信憑性を感じてもらうためには、何年もの経験が必要です。ホームプラクティスは、自信をつける上で非常に効果的なツールです。
自分自身のガイドになる方法を学ぶことは、直感的に筋肉を動かすことに繋がります。たとえば、何をすべきかを指導してくれるティーチャーがいなければ、その瞬間に自分のニーズに耳を傾け、それに応えることを余儀なくされるでしょう。 特定のプラクティスを無理やり行うのではなく、自らのエネルギーレベルと体の感じ方を尊重することができます。先輩ティーチャーとの関係は非常にかけがえのないものですが、自分の内なるティーチャーとの関係性は、個人的そしてプロとしての成長に最も価値をもたらすでしょう。
ホームプラクティスは創造性を育む
別のティーチャーに自分のプラクティスの指導を受けるのは、他の誰かの地図を辿るようなものです。自宅でホームプラクティスする場合、自分自身で内容を決める責任を持ちましょう。ホームプラクティスでは、自分の直感を信頼するように自分自身を刺激します。創造性を育む最良の方法は、自分がすでに知っている確実なことを手放して、遊ぶことです。
自分のエネルギーと呼吸をチューニングすることから始めてみてください。自分が選ぶムーブメントが自らの感情にどのような影響を与えるか意識して見ましょう。様々な(ポーズ間の)トランジション、プロップス、タイミングを試してみてください。
または、特定のシークエンスを掘り下げて、時間の経過とともにどのように発展するかを確認してみましょう。ホームプラクティスは、自分の既存のプロセスからあえて外れてみることで創造性が育まれます。
この記事が気に入りましたか? Outside +に参加すれば、限定記事、シークエンス、瞑想、ライブ体験に無制限にアクセスできるほか、雑誌Clean EatingやVegetarian Timesによる何千ものヘルシーなレシピや食事プランを閲覧できます。また、Women's RunningやBackpacker、Better Nutritionなど35を超えるブランドコンテンツも見逃せません。
教えてくれたのは…クリッシー・カーターさん
クリッシー・カーターさんは、ニューヨークシティにあるヨガワークス(Yoga Works)に勤めるシニア・ティーチャーであり、ティーチャー・トレーナー、アナトミー(解剖学)・ティーチャーでもある。クリッシーさんの活動は、ヨガジャーナル、The New York Times、Whole Living Magazineなどに掲載されており、フィットネス&ヨガ専門チャンネル、Gaiam TVの注目のタレントでもある。
ヨガジャーナルアメリカ版/「Tempted to Skip Your Home Practice? Here Are 3 Reasons Not To」
AUTHOR
ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く