【医師監修】ニオイの気になる季節…体臭は食べ物で予防できる?【汗のニオイと食べ物の関係】

 【医師監修】ニオイの気になる季節…体臭は食べ物で予防できる?【汗のニオイと食べ物の関係】
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半田葉子
半田葉子
2021-06-17
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食べ物と腸とニオイの関係

高カロリー、高脂肪な食品は汗腺や皮脂腺の働きを活発にします。そこから多くの汗や脂肪が分泌されやがてニオイのもととなります。肉をはじめバターや乳脂肪分などは脂肪分・油分の多い食品です。その他洋菓子にも脂肪分・油分は多く含まれているので食べすぎには気をつけましょう。また食生活が乱れ、栄養素の消化吸収の働きが乱れると腸内環境が悪化し、腸内で消化吸収・分解しきれなかった成分が血中へと流れ込み、ニオイの元となって体外へ排出されます。この場合は汗だけでなく便やガスのアンモニア臭がきつくなったり、ひどい場合は口臭になる恐れもあります。アルコールやニコチンには汗腺を刺激する作用があり、アポクリン汗腺の働きが活発になるので注意が必要です。

腸内環境を整えよう

腸内環境を整えることは、汗だけでなく心身のあらゆる不調にも効果的です。
「なんだか今日は汗の具合が違うな」と感じたら、その前日、前々日に食べたものを思い出してみてください。「今日はお腹が張るな」「便の調子が悪いな」と感じる日に通ずるものがあるかもしれません。腸内環境については「【医師監修】痩せない・肌荒れ・冷え・生理痛・憂鬱…全て腸に原因があるかも?「プチ不調が整う腸活」」という記事でも解説しています。

経皮毒・経皮吸収にも気をつけましょう

汗のにおいを気にして、毎日脇にデオドラントスプレーをする方も多いのではないでしょうか。そこで気を付けたいのが「経皮毒/経皮吸収」です。

経皮毒
photoAC

経皮毒とは
シャンプーやリンス・洗剤など日常使われる製品を通じて、有害性のある化学物質が皮膚へ吸収され、体内に溜まるという説から作られた言葉です。経皮吸収については様々な研究が行われ論文が出ていますが、まだ断定するには研究結果を増やす必要がある「現在も研究が続いている」分野です。しかし、シャンプーや洗剤などの泡立ちを良くするために多くの商品に入っている化学物質「合成界面活性剤」は一皮膚のバリアを破壊し、高濃度のまま体内に入り込み、ガンや悪性リンパ種・白血病・アレルギー・肌荒れやシミ・胎児奇形などを引き起こすともいわれ、皮膚の弱い箇所や粘膜から吸収されやすいことがわかってきています。脇の下や頬やあごなどの首回りも経皮吸収率の比較的高い場所になります。毎日使用するデオドラントスプレーや、日焼け止めの成分などにも気を付けたいところです。経皮吸収については、「肌荒れやかゆみ、生理痛…、原因不明のトラブルは【経皮毒】が原因かも?【経皮吸収】について学ぼう」「【経皮毒・経皮吸収が気になる人へ】洗剤・バスグッズ・歯磨き粉…|毒素を溜めないおすすめ商品11選」という記事でも解説しています。

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