【医師監修】ニオイの気になる季節…体臭は食べ物で予防できる?【汗のニオイと食べ物の関係】
自然の素材を身に着けよう
どんなにケアをしても、汗が身体に残ってしまってはどうしようもありません。汗(水分)を吸収し、外に逃がしてくれる衣服を味方につけましょう。
おすすめの素材
コットン
湿度が高いと水分を生地内に吸収、乾燥状況下では生地から水分を放出するという吸放湿性に優れた特徴があります。汗を吸い取り身体の表面の菌の繁殖を抑えてくれる効果があります。また、生地が強いので洗濯による劣化も少なく、洗濯の増える夏場にはおすすめの素材です。
リネン
身体と衣類にこもりがちの熱を外に逃がし、水分を生地内に吸収、そして速乾性に優れています。洗う度に生地が馴染んで柔らかくなり肌馴染みも良く、湿度の多い夏の時期には心地よい素材です。
ジャージー素材
メリヤス編みのニット生地を指すジャージー素材は、主に体操服やユニフォームに用いられており、フットボールやゴルフなどのスポーツシーンでも活躍してきた素材です。着心地が良くシワになりにくいのが特徴です。
シルク
コットン同じく吸放湿性に優れており、サラっとした肌触りが特徴です。高値の商品も多く、コットンよりも吸水性は低くシミや油じみが取れにくいこともあり、取り扱いには注意が必要です。
【その他の素材】
ポリエステル
耐水性に優れていますが、その分汗を吸収しない性質があります。
レーヨン
コットンと木材パルプ、合成繊維を原料とする人工的な素材。軽量で肌触りも滑らかでシルクのような素材と言われていますが、ポリエステルと同じく合成繊維で、吸水性があまりありません。
ナイロン
こちらも合成繊維で、水を弾くように作られています。吸水性や磨耗性、速乾性といった面でスポーツウェアやアスレジャーウェアとして取り入られていますがが、通気性があまり良くないのが特徴です。
アクリル
吸湿性や保水性が高く伸縮性のある素材ですが、ナイロン同様通気性があまりよくありません。
身に着ける衣類でも汗のニオイをずいぶんと調整することができます。これからますます暑くなる季節がやってきます。汗のメカニズムを知って上手に私たちの身体と向き合っていきましょう。
医師監修/吉岡容子先生
医療法人容紘会高梨医院副院長 皮膚科・美容皮膚科医師。東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設。副院長として勤務している。
AUTHOR
半田葉子
バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_
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